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鹿児島旅行の画像の整理がまだできていないので、安心院町へ出かけた時の記事の残りを先に載せます。
 

国道500号線を進んでいると 『桂昌寺跡 地獄極楽』 の標識が見えてくるので、ここを左折して500mも進むと広い駐車場に到着します。これは 『桂昌寺跡 地獄極楽』の説明板ですが、江戸時代に大衆教導のために作ったもので地獄から極楽までを体験できると書かれていました。今でいえば体験型テーマパークってところでしょうか?
 
 
 

先ずはこの狭い入口から洞窟内に入って地獄体験をします。





洞窟に入るといきなりこんな不気味な石像がありました。中央には死者の生前の罪に判決を下す 『閻魔大王』 が、そして両側には地獄で亡者をさいなむといわれる牛の頭に人の体をもった 『牛頭羅刹(ごずらせつ)』と、馬の頭に人の体をもった『馬頭羅刹(めずらせつ)』 が立っています。




閻魔大王の前を通り過ぎると、狭い洞窟を通ってさらに地獄道を進みます。画像ではカメラの感度を上げているので明るく見えますが、実際には裸電球が所々にあるだけで、とっても薄暗い洞窟でした。




この像は血の池地獄の青鬼です。この対面には赤鬼もいました。




そして三途の川で亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の 『奪衣婆(だつえば)』 です。この洞窟が掘られた江戸時代には電球など無かったので、ロウソクの薄明りの中でこんな像を見たら本当に怖かったでしょうね?




薄暗い洞窟の地獄道を抜けて陽の光がさす地表に出ると、たくさんの観音像がありました。でもここはまだ極楽浄土じゃないんですよね。




極楽浄土へ行くにはこの垂直に掘られた5mほどの狭い竪穴を鎖一本だけを頼りに登ります。




狭い竪穴を抜けた先が極楽浄土になっていて山の斜面には多くの観音像がありました。でもここから先の道は急斜面の岩場のようになっていて、滑ったら数メートルは転落しそうで、こちらのほうが地獄のようでした(笑)




そして一番高いところには、ひときわ大きな観音像が岩の上にありました。極楽浄土へは竪穴を登らなくてもこのすぐ横に立派な階段があるので、そこからは極楽浄土へ楽に行けるんですよね(笑)



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