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下市磨崖仏を出発したら、すぐ近くにある本町通りへと向かいました。
 

安心院町本町通りは古い町並みが残るところで、明治時代に作られた軒下を飾る鏝絵(こてえ)がいくつも残っているので鏝絵通りともいわれています。゛見上げれば夢がある ゛のフレーズがいい感じですね。
 
 
 

鏝絵の説明板です。最後のカッコ書きの ゛鏝絵は鰻絵(うなぎ絵)ではありません ゛の言葉も面白くて結構気に入っているんですよね(笑)
 
  
 

本町通りの鏝絵を眺めながら歩いていると、すっぽん料理が有名な 『料亭 やまさ旅館』 が見えてきました。ここへはりゅう君と3度もお泊りですっぽん料理を食べに訪れましたが、今でもワンコ同伴で食事をして泊まることができるんでしょうか?  過去の記事  もクリックしてみて下さいね。
 



やまさ旅館を過ぎてしばらくすると、とっても古くて立派な家屋が見えてきました。一階の壁には富士山の絵が、そして二階部分にはちょっと分かり難いですが、左隅に虎の鏝絵とその右側には龍の鏝絵がありました。




この建物は宇佐市指定史跡の重松家別邸で、明治17年に製作された鏝絵の 『虎と富士山』 、 『龍と三階松』 があると案内板に書かれていましたが、ひとつ上の画像には富士山、虎、龍の鏝絵しか見えませんでした。




建物の裏側に廻ってみると二階部分には表からも見えていた龍の鏝絵と、松(三階松)の鏝絵がありました。りゅう君がいた頃には何度も鏝絵の見物をしましたが、この角度から見るのは初めてです。ワンコを連れていないとじっくり見学ができていいですね(笑)
 
 
 

この鏝絵は明治20年代に造られた 『唐獅子と竹』 です。唐獅子とはライオンのことで、文殊菩薩(学問の神様)の使いといわれ、子供が賢く育つことを願って作られたと説明書きがありました。
  
 
 

そしてこちらの鏝絵も明治20年代に造られた 『虎』 です。虎の顔がちょっとユーモラスに描かれていて猫のようにも見えましたが、虎には魔除けの意味があって鏝絵ではよく描かれるそうです。
  
  
  

安心院本町通りには明治期に作られた古い鏝絵がまだたくさんありますが、平成になってから作られた新しい鏝絵もたくさんあります。この鏝絵は散髪屋さんに壁に飾られていましたが、お兄さんが弟の髪を剃っているところでしょうか?
 
  
   
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