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萩城城下町の見物が終わって萩中央公園を出発したら国道191号を北上しました。


国道191号が今年の6月に訪れた「萩反射炉」の前を通り過ぎたら、県道294号へと左折して数百mほど走ると、明神池駐車場と書かれた看板が見えてきたのでここに車を停めました。ここが次の目的地で山口県萩市椿東(ちんとう)の笠山の麓にある「明神池(みょうじんいけ)」です。




ここが「明神池」です。周囲を緑深い山に囲まれた中にある池で、池の奥には萩藩2代当主の毛利綱広が安芸の厳島神社より勧進した「厳嶋大明神」が鎮座しています。駐車場はこの池の畔にあるので、車を降りて数歩も歩くともう明神池の畔なんですよね。




明神池の説明板です。この池は国の天然記念物に指定されていますが、何といっても特徴的なのは、海に全く面していないのに真鯛、石鯛、エイ、ボラなどの海水魚が群れているんですよね。




池の畔から池面を見るとたくさんの魚が餌を求めて群れていました。一見すると池の鯉が群れているように見えますが・・・




近づいてよく見るとボラ、石鯛、エイなどが泳いでいました。エイは特に大きくて尻尾まで含めると1m以上はありそうでした。




こちらは石鯛の群れです。石鯛は磯釣りでは人気の魚種で簡単には釣れない魚ですが、これだけ群れているとまるで水族館の水槽を覗いているようでした。明神池の周辺にあるお店ではエサを売っているので、餌付けされて人を警戒しないんでしょうね。




その他にも何種類かの魚が足元近くの水面を泳いでいましたが、この魚は高級魚で刺身や煮付け、鍋の材料にもなるキジハタです。こんな高級魚を目の前で見ると思わず釣竿を出したくなりますが、ここは魚釣りが禁止なんですよね(笑)




池の畔には明神池で見られる海水魚の種類についての説明板もありました。明神池は直接海には面していませんが、かつては海に浮かぶ島だった笠山が砂州によって陸続きとなって、その時に明神池は取り残されたそうです。笠山は火山だったので池の周囲は溶岩塊で囲まれていて、その隙間が海と繋がっているそうです。そして明神池の池面は潮の干満に合わせて上下するそうです。




時間に余裕があればずっと魚を見ていて、餌やりもしてみたかったんですが、この先の予定もあるので池の奥にある神社へと行ってみました。




池の奥には注連縄を渡された鳥居が建っていて、この鳥居を潜ったところには拝殿などがありました。




鳥居の扁額を見ると「厳嶋大明神」と刻まれていました。この神社は安芸の「厳島神社」を勧進したそうですが、微妙に名前が違うんですね。




鳥居の前から眺めた明神池です。対岸が車を停めた駐車場のあるところで、その周囲も山ばかりでどこにも海は見えないんですよね。




厳嶋大明神の周囲には石灯籠や池に架かる石橋などもあって、この石橋を渡って先へ進むと明神池を一回りして駐車場へ戻れそうでしたが、道の途中にはバリケードが置かれて通行止めになっていました。




厳嶋大明神の裏手には夏でも冷たい空気が吹き抜けて天然のクーラーといわれる風穴があるので、駐車場へ戻る前にここへも行ってみましたが、風穴の看板を撮影しようとしたら、何処からともなくニャンコがやって来て、看板の横でポーズをとったのにはちょっとビックリしました(笑)




ここが風穴です。このゴロゴロした岩(溶岩塊?)の隙間から冷たい風が吹いてくるそうですが、この日は寒い日だったからなのか?冷気は全く感じませんでした。
明神池の周囲もこの様な隙間のある岩に囲まれていて、外海と繋がっているんでしょうね。



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