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JR日豊本線の「三毛門駅」を出発したら、県道113号をさらに南下して山国川を渡り、大分県中津市に入りました。福岡県道113号は大分県に入っても県道番号は同じで、大分県道113号になるんですよね。


中津市に入ったら中津城の無料駐車場に車を停めました。でも次の目的は中津城の見物じゃなくて、車をここに停めただけなんですよね。




駐車場に車を停めたら、中津城の横を流れる山国川の土手へ行きました。これから向かうのはここから600mほど上流の山国川に架けられている近代土木遺産の「山国橋」です。




山国川は中津市山国町の英彦山付近を源流とする延長56㎞の一級河川で、河口付近では大分県と福岡県の県境になっている河川です。




土手の上を歩き始めるとすぐに、この様なレトロを通り過ぎて、ちょっと失礼ですが、廃屋のようにも思える建物が見えてきました。この建物は「汐湯」という海水を沸かした銭湯で、マニアには人気の温泉施設だそうです。一度は入ってみたい・・・とは思わないですね(笑)




熱中症警戒アラートが出ていて、炎天下の日陰が全く無い土手の上を汗ビッショリになりながら600mほど歩くと山国橋が見えてきました。この橋は県道113号(旧国道10号)に架かる橋なので、先ほど車で通って来たばかりの橋なんですよね。




山国橋の大分県側のたもとには東屋のような休憩所があったので、ここで汗がひくまで少し休憩をしました。全く日陰が無いところなのでありがたいですね。




土手の上は車道になっていて、橋のたもと付近は道路の幅も広くて、駐車帯のようなスペースもあって駐車している車もありました。この時は何も分からなかったので中津城の駐車場に車を停めましたが、ここに車を停めていればほとんど歩かずに済んだようですね(笑)




山国川の上流側の土手から眺めた山国橋です。この橋の中ほどが大分県と福岡県の県境になっていて、対岸は福岡県築上郡吉富町(よしとみまち)です。吉富町は吉富製薬(田辺三菱製薬)の企業城下町として発展した町で、江戸時代には中津藩領だったこともあり、中津市と生活、文化面で結び付きがとても強いんですよね。




土手の上から望遠で街中を撮影したら配水塔が見ましたが、このタンクには「よしとみ」の文字と、吉富町応援団長の「かみんくん」が描かれていました。吉富町には鎌倉時代から続く神様たちが相撲をとる「神相撲」という神事があって、かみんくんはその神事をモチーフにしたキャラクターだそうです。





山国橋の橋脚は全部で12本ありますが、両県で橋脚のデザインが異なっていて、福岡県側の橋脚には2つのアーチ状の穴が開いていたので、山国橋を渡って間近で撮影したかったんですが、この猛暑なので中津城の駐車場まで無事に戻れるかも不安だったので、橋を渡るのは断念しました(笑)




土手を降りて撮影した山国橋の大分県側の橋脚です。レトロな雰囲気の橋脚と鉄製の橋桁がミスマッチな感じもしますね。大分県側の橋脚にもかつてはアーチ状の穴が開いていたそうですが、現在の橋を架ける時に補強のために埋められたそうです。




橋脚の表面部分は赤煉瓦で覆われていますが、内部がどんな構造なのかとても気になりますね。




山国橋の横には歩行者用の山国川側道橋が並行して架かっていて、現在の山国橋は昭和9年に完成しましたが、橋脚部分の完成は明治36年なので、明治時代の赤煉瓦の橋脚と昭和時代?の鉄製の橋脚が並んでいる姿は対照的ですね。



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Comment
1
知らなんだ
地元出身ですが初めて知りました。
こうして地元をPRしてくれるのは嬉しいです。これからもどんどん紹介してください。耶馬渓もお願いします。

RE.1
こんにちは、西信昭さん
はじめまして、
私もつい最近テレビを見て知ったんですよね。
何度も訪れているところでも新発見があるのは嬉しいですね。
耶馬溪といえば紅葉ですが、この時季は涼を求めて耶馬渓も良さそうなので新発見をしたいですね(笑)
コメントありがとうございます。

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