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波野高原で阿蘇の初秋を告げる700万本のそばの花畑を観賞したら、再び国道57号へ戻って阿蘇盆地を目指しました。



阿蘇盆地へ入って最初に車を停めたのは阿蘇神社の第二駐車場です。ここには阿蘇神社を囲むように第一、第二駐車場があって、以前はどちらの駐車場も終日無料だったのが、前回ここを訪れた時から最初の30分だけが無料で、それ以降は有料に変わっていたんですよね。




第二駐車場は阿蘇神社の門前町商店街(水基巡りの道)の入口にあるので、これまではここに車を停めて門前町商店街のお店でランチをしたり、買い物や水基巡りをしていましたが、これからは駐車料金が有料になあるのでちょっと足が遠のきそうですね。




門前町商店街の入口から後ろを振り返ると阿蘇神社の鳥居と、真っすぐに伸びた参道の向こうのほうには阿蘇山が御神体のように鳥居の間から見えます。




そして鳥居を潜って境内へ入ると、熊本地震で倒壊して長い期間に亘って建屋に覆われた中で修復工事の行われていた楼門が7年ぶりに姿を現していました。でも下部のほうは工事パネルで覆われていたのでまだ完全には修復工事は終わってないようですね。




正面から眺めた修復された楼門です。熊本地震後にも阿蘇神社は何度か訪れていますが、いつも工事用建屋の壁に描かれていた実寸大の写真パネルを見ていたので、修復された本物の楼門が見れるようになって、やっと熊本地震以前の姿に戻ったと思うと、とても嬉しい気持ちになりますね。




楼門に掲げられた阿蘇神社と書かれた扁額です。楼門は高さが21mもある巨大なものですが、この扁額も縦3.2m、横1.5mで重さは200㎏もあるそうです。




楼門のすぐ近くまで行って修復された楼門を眺めてみると、柱などの一部には色の違う部分がありました。修復されて真新しい木材と取り替えられた部分なんでしょうね。




工事用パネルに貼られていた熊本地震直後の阿蘇神社を上空から撮影した写真です。これを見ると手前の楼門とその奥にある拝殿が完全に倒壊しているのがよく分かります。




左側の建物が楼門よりも一足早く2年前に修復された拝殿で、右が今回修復されて姿を現した楼門です。




これが修復された拝殿です。楼門は国の重要文化財に指定されているので厳重な管理のもとに時間をかけて修復されたのに対して、拝殿は重文には指定されてなかったので早く修復が可能だったんでしょうね?




この画像は楼門の修復建屋に描かれていた実寸大の楼門の写真パネルですが、熊本地震からの復興のシンボルといえば熊本城の大天守や新阿蘇大橋などいくつかありますが、阿蘇神社の楼門が震災前の姿を現したことで、熊本地震からの復興も一区切りがついたって感じですね。



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