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道の駅「うしぶか海彩館」を出発したら来た道を戻ります。


牛深市街地から十数㎞ほど国道266号を戻ると、この様な標識が見えてくるので、ここを国道389号へと左折しました。




左折して数kmほど走ると、前方に「﨑津トンネル」と書かれたトンネルが見えてきました。これから向かう﨑津集落と道の駅「﨑津(さきつ)」は、このトンネルを抜けたところにあります。




﨑津トンネルを抜けるとすぐに信号機のある交差点があって、ここを左へ行けば世界遺産に登録されている﨑津集落で、右折すれば道の駅「﨑津(さきつ)」がありますが、まずは左折して﨑津集落へと向かいました。ちなみに世界遺産としての正式名称は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 﨑津集落」と言うそうです。 




﨑津集落は小さな集落(漁村)ですが、世界遺産に登録されてからは駐車場も整備されきたのて、集落内にいくつかある小さな駐車場のうちの「下町南駐車場」に車を停めることができましたが、土日祭日は多くの観光客が訪れるので、数百m離れたところにある道の駅の広い駐車場に車を停めることになるでしょうね。




駐車場に車を停めたら世界遺産に登録されている「﨑津集落」の散策ですが、﨑津集落は潜伏キリシタン(隠れキリシタン)の里として有名なところで、集落内には昭和になって建てられたキリスト教の「﨑津教会(﨑津天主堂)」と、江戸時代初期に建立された日本固有の宗教の「﨑津諏訪神社」とがあります。




まずは﨑津天主堂へと向かいましたが、集落内は狭い通路の両側に家屋がひしめきあう様に建ち並ぶ、まさに昔ながらの漁村って感じでした。




しばらく狭い道を歩いて行くと、正面に﨑津天主堂が見えてきました。








﨑津天主堂はゴシック風の重厚な造りの天主堂で、昭和9年に建てられたそうですが、尖塔付近はコンクリート造でその奥は木造だそうです。ここには江戸時代まで庄屋屋敷があって、明治6年まで「踏み絵」が行われていたそうですが、﨑津の隠れキリシタンは踏み絵を拒まずに難を逃れていたそうです。






天主堂の前の門柱には「崎津カトリック教会」と書かれていました。




天主堂の内部は儀式等を行ってなければ自由に入ることができますが、この時は残念ながら入ることができませんでした。そして入口にはこの様な貼り紙があって、内部の撮影は禁止になっています。




これは道の駅「﨑津」の敷地内に立てられていた﨑津集落の案内の一部ですが、﨑津天主堂は現在でも信者が祈りをささげる場となっているので、一般の観光地と違って節度を守った見学をして欲しいですね。




﨑津天主堂の見学をしたら、すぐ近くにある「﨑津諏訪神社」へ行きました。禁教時代には信者たちはこの神社の氏子となって、参拝の時には密かにオラショ(祈り)を唱えていたそうです。




ここは神社なので一対の狛犬がいますが、どことなく顔立ちが日本風じゃないような気がするのは気のせいでしょうか?




拝殿の前から振り返って眺めた﨑津集落です。﨑津諏訪神社の鳥居の向こうに﨑津天主堂の尖塔が見える、和洋の宗教が融合したような不思議な光景ですね。




﨑津集落の外れには「マリア像の夕陽 展望デッキ」と書かれた海に向いた展望台がありました。




展望台から沖の岩場を望遠で撮影したら純白のマリア像が岩の上に建っていました。ここはマリア像の向こうの東シナ海に夕陽が沈む絶景の夕陽スポットだそうです。




羊角湾の入り江の対岸から眺めた﨑津集落と﨑津天主堂です。この光景を眺めていると、﨑津天主堂はまさにのどかな漁村の中に静かに佇む教会って感じですね。



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