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道の駅 北方よっちみろ屋を出発したら国道218号を高千穂方面へと進みました。


道の駅を出発するとすぐに標識が見えてきますが、高千穂まではまだ27kmもあって、その間には深い峡谷に架かる橋をいくつも渡ります。




最初に見えてきた橋は全長385mで単アーチの「干支(えと)大橋」です。前記事でも書いたように、北方町は地名に干支が使われた珍しい町なので、それにちなんでこの橋は「干支大橋」と名付けられたそうです。




この画像は3年ほど前に廃線となった旧高千穂鉄道を廻った時に、谷底を走る五ヶ瀬川沿いの県道237号から見えた「干支大橋」です。この橋が完成するまでは高千穂方面へは、手前に見える早日渡(はやひと)橋を渡って、すれ違いも困難な狭い五ヶ瀬川沿いの道を通っていたそうです。




干支大橋を渡って国道218号を5kmも進むと「鹿川渓谷」と書かれた標識が見えてくるので、矢印に従ってここを左折し、五ヶ瀬川の流れる谷底へと下って行きます。




急坂のクネクネ道をしばらく下って行くと、3年前にも通った県道237号へ合流しますが、その横には県道と並行するように五ヶ瀬川の岸を走っていた旧高千穂鉄道の橋梁が見えています。これから向かうのはこの県道をUターンするように右折したすぐ先です。




3年前には県道237号を延岡方面から延々と走りましたが、道が狭くて対向車のことばかりが気になって、旧高千穂鉄道の駅舎などをゆっくり見れなかったので、今回は狭い道を通らないようにと、国道218号をしばらく進んでから県道237号へ出ました。前回は画像に写っている白壁の建物も全く目に入らずに通り過ぎてしまいましたが・・・




この建物は旧高千穂鉄道の「槇峰駅(まきみねえき)」でした。今回は事前によく調べたつもりでしたが、それでも最初はこの建物が駅舎とは気付かずに県道237号を高千穂方面へ進んでしまい、Uターンできる道幅が広いところへ出るまでに1km以上も通り過ぎてしまいました。




ここには駐車場はありませんが、レールを撤去した跡が空き地のようになっていたので、そこに車を停めました。この辺りは道幅がとても狭いので路駐は絶対にできませんからね。画像は駅舎から眺めたプラットホームですが、すでにレールは撤去されていてプラットホームだけが電車の走っていた昔のままの姿で残っていました。




プラットホームから眺めた延岡方面です。左の建物が槇峰駅の駅舎で、レールが撤去されたこの先の空き地のようなところに車を停めました。




プラットホームにはベンチや灰皿なども置かれていましたが、今では地元の人たちが利用することも無くなったので、ごく一部の観光客が訪れるだけでしょうね?




ホームに立っていた槇峰駅の駅名標です。高千穂鉄道は2005年の台風による大雨で橋梁の流失などの甚大な被害を受けて、運転休止となってその後廃線となりましたが、駅名標は塗り替えられているのか?15年が経った今でも錆はほとんど無くこの様にきれいでした。




プラットホームには時刻表も掲示されていましたが、これも真新しい感じで、ここだけを見ていると今にも列車がやって来そうな雰囲気ですね。




でもプラットホームから高千穂側もレールは撤去されていて、もうこの区間を電車が走ることは無いんですよね。
高千穂鉄道は遥か昔に会社の慰安旅行で一度だけ乗ったことがありますが、今となってはとても懐かしい思い出ですね。



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