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高千穂神社を出発したら、高千穂三社参りの二番目の神社の「くしふる神社」へと向かいます。


高千穂町の街中には至る所に神話にまつわるモニュメントが設置されていますが、「くしふる神社」へ向かう途中で信号待ちをしている時にも正面にモニュメントが建っていました。でも信号がすぐに青へ変わったので、説明板を望遠で撮影できず、この時は何の像かは分かりませんでした。




高千穂神社からは街中を通る道路(神殿通り)を1.5kmも走ると「くしふる神社」へ到着します。ここは鳥居の前に未舗装ですが、十数台ほどの車が停められる無料駐車場がありました。




車を停めたらさっそく参拝をしますが、鳥居の扁額には漢字で「觸神社」と刻まれていました。難解な漢字で ゛くしふる ゛とは絶対に読めませんよね(笑)




ここにはこの様な説明板もありました。天孫降臨とは神々が高天原(たかまがはら)から初めて地上に降り立ったという神話ですが、天孫降臨の地としては霧島連山の高千穂峰と、この神社が建っている「くしふる峰」が有力なんだそうです。




最初に参拝した高千穂神社には大勢の観光客がいましたが、くしふる神社には参拝者が一人もいませんでした。人の気配もないうっそうと樹木が繁った参道を進んで行くのは、どことなく不気味ささえも感じました。




参道の途中には社務所らしき建物もありましたが、ここも雨戸やカーテンが閉められて無人でした。




参道の途中には神話史跡コースと書かれた案内表示がありましたが、参道を歩いているだけでも不気味さを感じるのに、参道を外れて薄暗い山道に入るのはちょっと怖かったので、このコースへ進むのは断念しました。りゅうママが一緒だったら行ったかもですね(笑)




参道を進んで行くと長い石段の先に拝殿が見えてきました。普通の神社は参道(石段)の真正面に拝殿が位置していますが、くしふる神社の拝殿はちょっと斜めに建っているように見えました。




ここが「くしふる神社」の拝殿です。




拝殿の上の方を見たら菊の紋章(神紋)が輝いていました。菊の紋章には色んな種類があるようですが、この紋は一六葉一重菊といって高千穂神社と同じ神紋です。くしふる神社は皇族にゆかりの由緒のある神社なんでしょうね。




拝殿の横に廻ると本殿も見えました。神社へ参拝した時には本殿の裏手まで行くことが多いですが、この神社は霊気が漂うような不思議な雰囲気があったので、薄暗い本殿の裏手へは行くことができませんでした(笑)




参拝を終えて駐車場へ戻り車に乗ろうとしたら、「觸神社」と刻まれた石柱の横に看板が立っているのが見えました。




この看板には「神話モニュメント 案内図」と書かれていて、高千穂町の中心部の33ヶ所に神話にまつわるモニュメントが展示されていると書かれていましたが、信待ちで見たモニュメントもその内の一体で、高千穂神楽で天手力男命(あまのたぢからおのみこと)が天の岩戸を放り投げる「戸取り」という舞のシーンでした。



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