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奇岩の「ライオン岩」を見物したら、日南市油津の町中を散策します。


ライオン岩のある梅ヶ浜から一旦国道220号へ戻って町中の狭い道へ入ると、油津観光をする観光客専用の、数台ほどの車が停められる無料駐車場があるのでここに車を停めました。




無料駐車場の前には「堀川資料館」という歴史資料の展示や観光案内、休憩所などを兼ねたちょっとレトロな雰囲気のする飫肥杉造りの建物があります。




堀川資料館の周辺案内板です。油津では江戸時代に飫肥杉の運搬のために1500mほどの堀川運河が造られ、昭和の時代になってからはマグロ景気で栄えた港町なので、堀川運河の周辺には当時の繁栄ぶりの面影を残すレトロな建物がたくさん現存しています。




堀川資料館は堀川運河の川沿いに建っていますが、すぐ横には堀川運河に架かる堀川橋(乙姫橋)があるので、まずはこの橋を渡って対岸へ行ってみます。堀川資料館も無料で見学ができるらしいのですが、この時は残念ながら鍵がかかっていて入館することができませんでした。




堀川橋(乙姫橋)の中ほどから眺めた堀川運河の上流側です。今では普通の川にも見える堀川運河ですが、江戸時代に飫肥藩主の命によって28ヵ月の歳月をかけて完成させたそうです。




そしてこちらは堀川運河の下流側です。画像ではちょっと分かりませんが、運河は油津港と繋がっていて多くの漁船が停泊していました。




橋を渡ったところには神武天皇の妃の「吾平津昆売命(アヒラツヒメノミコト)」を祀る吾平津神社(乙姫神社)があります。この辺りは映画 男はつらいよ第45作「寅次郎の青春」のロケが行われた場所なので、画像の右下にはその案内板も見えています。ちなみにこの時のマドンナは後藤久美子さんと風吹ジュンさんだそうです。




鳥居の前には「吾平津昆売命(アヒラツヒメノミコト)」の銅像が建っていたので、アップで撮影しましたが、よく見るとその後ろの石灯籠の中には一匹のニャンコがすっぽりと収まるように鎮座していました(笑)




この石橋が堀川橋(乙姫橋)です。この石橋は1903年に架けられた単アーチの石橋で、日南市の登録有形文化財に指定されていて、吾平津(アヒラツ)神社の参道も兼ねる油津の象徴的な存在のひとつだそうです。




今回は時間の都合で吾平津神社への参拝はできませんでしたが、これからマグロ景気で繫栄していた当時の面影が残る昭和レトロな町並みの散策をします。




町中の散策を始めると「マグロ通り」と書かれた看板がありましたが、これから向かうのはレンガ造りの倉庫などが残る「赤レンガ通り」です。




最初に見えてきたのは国道220号に面した「杉村金物本店」です。この建物は昭和7年に建てられた木造3階建ての建物で、1階が店舗になっていて、2階、3階が住居だそうです。そしてその奥にはレンガ造り3階建ての倉庫も見えています。




杉村金物本店の横を堀川運河に向かう通りが「赤レンガ通り」ですが、左側にはもう1棟のレンガ造りの建物があります。




このレンガ造りの建物は大正11年に油津の豪商が建てたもので、地元では「赤レンガ館」と呼ばれていますが、売却の話が出て取り壊されそうになったのを、地元の有志31人が一人百万円の出資をして買い取り日南市に寄贈した油津のシンボルともいえる建物です。
油津には昭和レトロな建物がまだたくさん残っていますが、もう一か所だけ寄りたいところがあるので、今回は主な建物だけを見物したらここを出発します。




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