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院内町で最古と最小の石橋を見物したら、国道387号へと戻って玖珠町方面へ進みます。


国道387号を山へ向かってしばらく進んだら、途中から耶馬渓へと続く県道27号へ右折して、二ヶ月ほど前にも訪れた龍岩寺へ寄りました。前回は途中から雨が降り出して国指定重要文化財の「龍岩寺 奥院礼堂」へ行けなかったので、今回はその時のリベンジです。




長くて急な石段の参道を登ると龍岩寺の本堂がありますが、左端の増築したような部分には住職さんがいるので、ここで拝観料200円を支払います。でもこの本堂は屋根などもボロボロで、障子も破れていて最初は廃屋かと思ったんですよね(笑)




拝観料を払ったら本堂の横から「奥院礼堂」へと向かいますが、参道はいきなりこの様な石段が上に向かって延々と続いています。




そして途中には大岩に穴を開けたようなトンネルも潜ります。




龍岩寺本堂から「奥院礼堂」までの急な参道は250mの距離がありますが、150mほど進むとこの様な案内板が見えてきます。「奥院礼堂」へは右の参道をまだ100mほど先へ進みますが、まずは「きざはし」と書かれている左側へ行ってみます。




左に進むと岩窟の中に建てられた「奥院礼堂」の真下まで行けます。礼堂の前には斜めに渡された一本の木柱が見えますが、これが案内板に書かれていた「きざはし」です。そしてこの様な場所に建てられた建物は、建築が困難なので法力で岩窟に投げ入れて建てたとの言い伝えから、投入堂(なげいれどう)と呼ばれていて、龍岩寺の奥院礼堂は日本三大投入堂のひとつに数えられているそうです。




奥院礼堂を真下から眺めたら、岸壁に張り付くように作られた狭い参道を通って、奥院礼堂内に安置されている木造三尊像を拝観します。




参道の途中からは斜めに立てかけられた「きざはし」が見えますが、きざはしとは仏像を刻んだ残り木で作った階段のようなもので、かつてはこの細い一本の木柱が参道だったそうで、この上を歩いて奥院礼堂へ行っていたそうですが、この「きざはし」に類似するものは伊勢神宮にしかない貴重なものだそうです。




岸壁に張り付くような参道を通った先にある奥院礼堂の横には扉があって、ここを開けて中に入ると国指定重要文化財の木造三尊像を拝観することができます。




奥院礼堂の内部は意外と広くなっていて格子の向こう側に三尊像が鎮座していますが、今回はちょっとレンズの径が大きなカメラを持っていったので、格子のすき間からレンズが入らずうまく撮影ができませんでした。




肉眼では格子を通して三尊像の全体がよく見るのに、格子の間から撮影するとこんな感じで顔から胸元辺りまでがやっと写る程度でした。




奥院礼堂の横の岩場が少し高くなったところに行ってみると、三尊像の頭の部分だけが見えましたが、三尊像の周囲は板で囲われているだけで、屋根などは無くて礼堂内には安置されていないんですね。




奥院礼堂の周辺は足場の悪い岩場になっていますが、どこか三尊像のお顔を一緒に撮影できるところはないかと探してようやく撮影したのがこの画像です。これらの木像はいずれも国指定重要文化財になっている不動明王座像、阿弥陀如来坐像、薬師如来坐像です。
国東半島には国宝級の仏像や磨崖仏などがたくさんありますが、こんな山奥のあまり訪れる人もいないところに、これほど見事な国指定重要文化財の三尊像や投入堂があるのはちょっと意外でした。



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