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道の駅 あさじ を出発したら大分市へ向かって国道57号を走りました。


しばらく国道57号を走っていると、瓢箪と杖を持って大きなわらじを履いたかわいらしい像と、建物が見えてくるのでここに車を停めました。このモニュメントは豊後大野市千歳町で行われる「ひょうたん祭り」という奇祭を表したものです。




この建物には「千歳 特産物直売所」と書かれた看板が掲げられていたので、農産物の直売所のようでしたが、何だか廃墟のような雰囲気がしますよね。でも ゛営業中 ゛の幟はしっかりと立てられていました(笑)




ここへは車の取説を見たくて停車しただけなので、直売所には入りませんでしたが、駐車場のすぐ上には大分県でも他に例を見ないような珍しい摩崖仏があるのでここへは寄ってみました。




石段の登り口にあった説明板です。ここにある摩崖仏は「大迫摩崖仏」という大日如来像ですが、人々から恐れられる仏さまと書かれていました。




石段を登ると岩窟の中に2棟の建物が見えました。手前の建物を通り抜けた奥にある建物(お堂?)の中の岩肌に大日如来像が彫られています。




手前の建物を通り抜けると格子戸の中に薄っすらと大迫摩崖仏が見えましたが・・・




すぐ横には首から上だけの大日如来の像がポツンと置かれていました。優しい顔をした仏さまでしたが、周囲の樹木が繁った薄暗い雰囲気と合わせて何となく不気味な感じでした。




そして格子戸のすき間からお堂の中を覗くと、台座(足?)部分を含めると3m以上はありそうな巨大な摩崖仏が見えましたが、もろい岩の表面に粘土を塗っているので、摩崖仏とは思えない不思議な造りでした。




そして顔のアップは見ての通りとても不気味で、どう見ても大日如来には見えませんでした。大分県には全国にある摩崖仏の7割が集中しているといわれていますが、臼杵石仏の大日如来坐像 のような美しい顔をした摩崖仏もあれば、瑞光庵・摩崖仏 のようなユニークなものもありますが、こんな不気味な摩崖仏は他では見たことがありません。



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