今回は佐賀関半島の先端部にある関崎海星館へ出かけました。
豊後水道に突き出した佐賀関半島の先端部にある関崎海星館では毎年一月末頃に3万5千本のスイセンが満開となりますが、今年は異常寒波の影響で2月の中旬になってやっと見頃を迎えるようになってきました。
ここへはこの時季に何度もりゅう君と訪れていますが、豊後水道とその先に見える四国の佐田岬を背景に満開を迎えたスイセンは見応えがありますね。
でも今回の目的は満開のスイセンじゃなくて豊後水道を通過する船です。画像の中央より少し右側に小さく写っている白い点のように見える船が今回どうしても見たかった目的の船です。
望遠で撮影したら4本の大きなマストが特徴的な日本丸と並んで日本を代表する大型帆船で航海練習船の海王丸です。手前に見えている島は佐賀関町の高島で遠くに見える陸地は四国です。
帆船・海王丸は佐賀関半島と四国の佐田岬の間の豊後水道で最も狭くて激しい潮流の速吸瀬戸(はやすいのせと)を通過して行きます。画像中央のちょっと上に白く見えるのが海王丸です。
速吸瀬戸は関アジ、関サバなどの好漁場なので、海王丸の向こう側には多くの漁船が一本釣り漁をしています。そして画像の左側に見える船は佐賀関港と愛媛県三崎港を結ぶ海上国道197号線を航行する国道九四フェリーです。
豊後水道を北上する海王丸を見たら、これから海王丸が接岸する別府国際観光港へ大急ぎで移動です。ここからは海王丸が先に入港するのか?それとも私の車が先に着くのか?海王丸との競争です(笑) そして別府国際観光港に到着すると海王丸はタグボートを伴って入港する直前でした。海王丸は動力航行では時速20km程度の速度しか出ないので余裕で私のほうが早いと思っていましたが、海王丸は海上を直線的に進めるので私の車とあまり変わらなかったんでしょうね。
港の沖にある防波堤の内側を通って入港中の海王丸です。この時は海王丸が目の前に見える岸壁から撮影をしましたが、大型帆船の海王丸はファインダーにやっと収まっているって感じです。
いよいよ岸壁に接岸する海王丸です。海王丸の向こうに見えている山は大分市にあるおサルの高崎山です。
一般的な船は横向きには移動できないので大型船の場合には必ずタグボートの力を借りて接岸します。今は海王丸の船尾部分と船首部分の二か所をタグボートで押して岸壁に平行に移動させている状態です。
接岸した海王丸からはすでに何本かの係留ロープが張られていますが、しっかりと固定されるまでタグボートは海王丸を岸壁へと押し続けます。
そして海王丸が全ての係留ロープを張り終えたら2隻のタグボートは役目を終えて去って行きました。大型船の接岸って大変なんですね。でも大型カーフェリーなどには横向きに移動できるサイドスラスターといわれる装置が付いているのでタグボートの力を借りなくても接岸、離岸ができます。過去の記事 をクリックして下さいね。
ダグボートが役目を終えて去って行っても海王丸の船上では乗組員(教官?)や実習生による作業がまだまだ続いています。
こちらでは係留ロープを伝って船内へネズミなどの小動物が入ってくるのを防ぐラットガードといわれる円盤状のものを実習生が身を乗り出して取り付けています。海王丸のように外国の港に寄港することがある船にとっては検疫の問題もあるのでネズミの侵入防止は重要な作業なんですよね。
取り付けの終わったラットガードを見たら猫の絵が描かれていました。今まで何度もラットガードを見たことがありますが猫の絵が描かれているのは初めて見ました。実習生が描いたんでしょうか?
岸壁には海王丸を見ようと多くの人が集まっていましたが、ワンコ連れで見物している人もいました。右のワンちゃんはりゅう君によく似ていますね。
海王丸の船首に飾られている女神像です。フィギュアヘッドと呼ばれるこの像は航海の安全を願うもので、海王丸の横笛を吹く女神は 『紺青』 と名付けられています。姉妹船の日本丸のフィギュアヘッドは両手を合わせて祈る女神の 『藍青』 です。 日本丸については 過去の記事 もクリックして下さいね。
海王丸は6日間停泊して2月13日に別府国際観光港を出港しましたが、この間に接岸したままで帆を広げるセイルドリルや、出港時に船員がマストの上にずらりと並んで帽子を振る登檣礼(とうしょうれい)は行ったんでしょうか? 登檣礼はとっても見応えがあるので 過去の記事 をクリックして下さいね。
この画像は数年前にりゅう君と別府国際観光港に帆船・日本丸を見に行った時のものですが、この時は強風が吹いていてりゅう君は吹き飛ばされないように必死に耐えて日本丸を見物していました(笑) りゅう君とは船の見物に別府国際観光港へ何度行った事でしょうね?
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豊後水道に突き出した佐賀関半島の先端部にある関崎海星館では毎年一月末頃に3万5千本のスイセンが満開となりますが、今年は異常寒波の影響で2月の中旬になってやっと見頃を迎えるようになってきました。
ここへはこの時季に何度もりゅう君と訪れていますが、豊後水道とその先に見える四国の佐田岬を背景に満開を迎えたスイセンは見応えがありますね。
でも今回の目的は満開のスイセンじゃなくて豊後水道を通過する船です。画像の中央より少し右側に小さく写っている白い点のように見える船が今回どうしても見たかった目的の船です。
望遠で撮影したら4本の大きなマストが特徴的な日本丸と並んで日本を代表する大型帆船で航海練習船の海王丸です。手前に見えている島は佐賀関町の高島で遠くに見える陸地は四国です。
帆船・海王丸は佐賀関半島と四国の佐田岬の間の豊後水道で最も狭くて激しい潮流の速吸瀬戸(はやすいのせと)を通過して行きます。画像中央のちょっと上に白く見えるのが海王丸です。
速吸瀬戸は関アジ、関サバなどの好漁場なので、海王丸の向こう側には多くの漁船が一本釣り漁をしています。そして画像の左側に見える船は佐賀関港と愛媛県三崎港を結ぶ海上国道197号線を航行する国道九四フェリーです。
豊後水道を北上する海王丸を見たら、これから海王丸が接岸する別府国際観光港へ大急ぎで移動です。ここからは海王丸が先に入港するのか?それとも私の車が先に着くのか?海王丸との競争です(笑) そして別府国際観光港に到着すると海王丸はタグボートを伴って入港する直前でした。海王丸は動力航行では時速20km程度の速度しか出ないので余裕で私のほうが早いと思っていましたが、海王丸は海上を直線的に進めるので私の車とあまり変わらなかったんでしょうね。
港の沖にある防波堤の内側を通って入港中の海王丸です。この時は海王丸が目の前に見える岸壁から撮影をしましたが、大型帆船の海王丸はファインダーにやっと収まっているって感じです。
いよいよ岸壁に接岸する海王丸です。海王丸の向こうに見えている山は大分市にあるおサルの高崎山です。
一般的な船は横向きには移動できないので大型船の場合には必ずタグボートの力を借りて接岸します。今は海王丸の船尾部分と船首部分の二か所をタグボートで押して岸壁に平行に移動させている状態です。
接岸した海王丸からはすでに何本かの係留ロープが張られていますが、しっかりと固定されるまでタグボートは海王丸を岸壁へと押し続けます。
そして海王丸が全ての係留ロープを張り終えたら2隻のタグボートは役目を終えて去って行きました。大型船の接岸って大変なんですね。でも大型カーフェリーなどには横向きに移動できるサイドスラスターといわれる装置が付いているのでタグボートの力を借りなくても接岸、離岸ができます。過去の記事 をクリックして下さいね。
ダグボートが役目を終えて去って行っても海王丸の船上では乗組員(教官?)や実習生による作業がまだまだ続いています。
こちらでは係留ロープを伝って船内へネズミなどの小動物が入ってくるのを防ぐラットガードといわれる円盤状のものを実習生が身を乗り出して取り付けています。海王丸のように外国の港に寄港することがある船にとっては検疫の問題もあるのでネズミの侵入防止は重要な作業なんですよね。
取り付けの終わったラットガードを見たら猫の絵が描かれていました。今まで何度もラットガードを見たことがありますが猫の絵が描かれているのは初めて見ました。実習生が描いたんでしょうか?
岸壁には海王丸を見ようと多くの人が集まっていましたが、ワンコ連れで見物している人もいました。右のワンちゃんはりゅう君によく似ていますね。
海王丸の船首に飾られている女神像です。フィギュアヘッドと呼ばれるこの像は航海の安全を願うもので、海王丸の横笛を吹く女神は 『紺青』 と名付けられています。姉妹船の日本丸のフィギュアヘッドは両手を合わせて祈る女神の 『藍青』 です。 日本丸については 過去の記事 もクリックして下さいね。
海王丸は6日間停泊して2月13日に別府国際観光港を出港しましたが、この間に接岸したままで帆を広げるセイルドリルや、出港時に船員がマストの上にずらりと並んで帽子を振る登檣礼(とうしょうれい)は行ったんでしょうか? 登檣礼はとっても見応えがあるので 過去の記事 をクリックして下さいね。
この画像は数年前にりゅう君と別府国際観光港に帆船・日本丸を見に行った時のものですが、この時は強風が吹いていてりゅう君は吹き飛ばされないように必死に耐えて日本丸を見物していました(笑) りゅう君とは船の見物に別府国際観光港へ何度行った事でしょうね?
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