この日別府湾に入って来たのは海上自衛隊の練習艦「はたかぜ」ですが、大急ぎで別府市へと向かって別府国際観光港に到着した時には「はたかぜ」は港の沖合いにすでに錨泊していました。
練習艦「はたかぜ」は、かなり沖合に錨泊していたので、少しでも近づいて撮影しようと岸壁の先端まで行って、別府国際観光港の埠頭を見たら2隻の船が接岸していました。手前は「さんふらわー あいぼり」で、その後ろに停泊していたのは海技教育機構の練習船「銀河丸」でした。
岸壁の先端部のさらに沖には、渡船でなければ行けない沖防波堤が見えていますが、この沖防波堤まで行けば「はたかぜ」をかなり近くで見れそうな感じですね。
目いっぱい望遠にいて撮影した練習艦「はたかぜ」です。はたかぜ は1986年に就役した古い護衛艦で、2020年には自衛のために配備される護衛艦から練習艦に種別変更されて広島県の呉基地に所属しています。
この場所からは撮影しにくかったので、ちょっと角度を変えて撮影してみろうと、これから餅ケ浜桟橋の先端部へ行ってみます。
ここが餅ケ浜桟橋の先端部です。ここは今では桟橋として利用されていませんが、かつては「オリアナ桟橋」といって、イギリス客船オリアナ号が係留されて「マリーン・ミュージアム SSオリアナ」として営業を行っていた時期もありました。
餅ケ浜桟橋の先端から撮影した練習艦「はたかぜ」です。ここから撮影しても先ほどの場所とあまり変わりがありませんでしたが、はたかぜの周囲では2隻のボートが行ったり来たりしていました。何らかの訓練をしているんでしょうか?
はたかぜはミサイル護衛艦という艦種ですが、同じミサイル護衛艦でもVLSと呼ばれる垂直に並べられたミサイルを連続して発射できるイージス艦と違って、艦の前部にミサイル発射機があって、一発ずつミサイルを装填してから発射する古いタイプです。その他にも「はたかぜ」には艦首と艦尾に主砲(速射砲)が装備されていますが、現在の護衛艦は「はたかぜ型」の2隻を除けばすべて速射砲が前部に一基だけなんですよね。
はたかぜは練習艦への種別変更に伴って、艦名や艦番号を目立ちにくいロービシといわれる塗装に変更していているので、はたかぜの艦番号の3520はほとんど見えませんでした。
艦尾には艦名の「はたかぜ」も書かれていますが、こちらもロービシ化されていて、ほとんど艦名を読み取れませんでした。
別府へはコロナ禍以前は少なくとも年に数回は護衛艦が入港していましたが、最近ではほとんど別府湾へ入ることが無くなって、今回の練習艦「はたかぜ」は私が知っている限りでは2020年7月以来となるので、実に2年ぶりに別府湾で見る護衛艦(練習艦)です。早く新型コロナが終息して以前のように護衛艦の見物が出来るようになるといいですね。
ランキングに参加しています。ポチッとお願いします。
にほんブログ村 にほんブログ村