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神角寺渓谷を出発したら来た道を戻って、県道412号(久住高原野津原線)を久住方面へ進みました。


県道412号をしばらく走っていると、前方に雄大な久住の山々が見えてきました。この日はお家を出発した時には雲が広がっていましたが、この頃になる雲も無くなって快晴の天気となりました。この辺りは標高が高いので涼しい風が吹いていますが、平地では今日も猛暑日となりそうですね。




久住山の麓に広がる久住高原へ到着したら、県道412号から県道30号へと左折してさらに先へ進み、途中から県道を逸れて最初に立ち寄ったのは、国指定名勝となっている「納池公園(のいけこうえん)」です。




納池公園へは県道30号から逸れたら、狭い農道のような道を1.5㎞ほど走りますが、駐車場はこの様にとても広くて普通車が20台以上は停められそうでした。そして遠くには久住山系の山も見えています。




駐車場に立てられていた納池公園の説明書きです。これによると納池公園の始まりは南北朝時代の14世紀にまで遡る由緒ある公園なんですね。そして日本で初めて東京の浅草、上野、京都の嵐山などと並んで太政官制公園に指定されたいうのも凄いですね。




納池公園の入口です。奥には鳥居も見えていますが、ここには「納池神社」も鎮座しているんですよね。そして画像には根元付近だけが写っている杉の巨木の枝ぶりがとても見事なんですよね。




池の畔を歩き始めるとすぐに、石造りの太鼓橋と、その先に小さなお社が見えてきます。




ここが「納池神社」です。この時はお社の周辺では地区の人たちが祭りの準備なのか?提灯を下げたり、お社の掃除などをしていました。




納池神社は小さなお社ですが、天井には見事な龍の絵が描かれていました。




納池公園は名前の通り池を中心とした公園で、お社のすぐ横に立てられたパイプからは久住山の伏流水が勢いよく湧き出していました。お社の掃除をしていたおじさんに話を聞いたら、この水は飲めるとの事だったので、手で掬って口に含んでみたら、とても冷たくてまろやかな感じがする湧水でした。




湧水を一口飲んだら、透き通った浅い池にある苔むした飛び石を通って対岸へ渡りました。




飛び石の途中から眺めた池の上流側です。鏡のような池面に写る周囲の樹木がとてもきれいですね。




そしてこちらは下流側です。ここは標高が何mあるのかは分かりませんが、杉などの巨木に囲まれた公園内は涼しい風が吹いていて全く汗をかきませんでした。




池の周りには池をぐるりと廻るように遊歩道もあって、ゆっくり歩いても10分ほどで廻れるので、まずはどこから水が流れ込んでいるのかと池の最上流部へ行ってみました。最上流部はこの様な細い流れになっていて、最後はその流れも無くなっていました。納池公園には流れ込む川は無くて、水源はまさに久住山の伏流水なんですね。ちなみに納池公園では日量7500㎥の湧水が湧き出しているそうです。




遊歩道を歩いているとUFOのような不思議な形をしたものが置かれていました。周辺には雑草などが繁っていたので近づく事はできませんでしたが、下流に向かって長くて黒いホースが伸びていたので、これは集落で使用する生活用水の水源のようでした。




杉やタブ、カシなどの大木が繁った池の畔の林の中にはこの様な休憩所もありました。見るからに涼しげですね。




池の周囲をぐるりと廻る遊歩道を一周したら、池の下流部にある橋を渡って対岸へ戻り駐車場へと向かいました。
納池公園は過去に何度も訪れたことがあるところですが、観光地の久住高原のなかでは意外と知名度が低くて、いつ訪れてもほとんど人に会ったことがないんですよね。



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[08/05 諫早出身]
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