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城山を出発したら佐伯ICから東九州道の無料区間を走って、蒲江波当津ICで高速を降りました。


波当津海岸へは若い頃によくキス釣りに訪れていましたが、その頃は大分市から佐伯市街地まで一般道を一時間ほど走り、そこからは山越えの曲がりくねった道を通って一旦海岸に出て、さらに車同士がすれ違えないほどの狭い峠越えの道を走って、大分市からは2時間近くかかっていましたが、今では高速道を通ると大分市から一時間もかからずに波当津へと行けます。




波当津ICで高速を降りて海を目指していると、2010年に廃校となった小学校の校舎を利用した 『波当津美術館』 が見えてきます。波当津地区は大分県の最南端にある小さな集落ですが、こんな施設ができると地域の活性化になっていいですね。




波当津美術館を過ぎるとすぐに大分県最南端の海水浴場の波当津海岸に到着します。ここは真っ白な砂浜と、その後ろに広がる緑の松が見事な 白砂青松の海岸で、日本の白砂青松百選にも選ばれているとってもきれいな浜辺です。背後に見えている山はもう県境で、蒲江波当津ICを過ぎてトンネルを抜けると宮崎県に入ります。




砂浜の端には小さな波止があって、先端まで歩いて行くと浜辺の反対側は岩場になっていて、その先にはどこまでも続く太平洋が広がっています。




ここはごつごつした岩場ですが、よく見たら所々にウミガメのような形をした黒っぽくて丸い岩がありました。ちょっと不思議な光景ですね。




波止から戻って砂浜へ降りてみました。ここは黒潮の影響を受ける温暖な土地なので、海中にはサンゴの群落もたくさんありますが、この白くて細やかな砂はサンゴの小さなかけらなんでしょうか?




波打ち際まで行ってみました。この白い砂はとっても軽いので、打ち寄せた波が引く時に一緒に沖へと戻って、途中で砂紋で凸凹になった砂に引っかかってこんな見事な景色になっているようです。
 
 
 

この海岸には山から小川も流れ込んでいますが、海へ流れ込む真水と打ち寄せる海水が重なり合ってこんな見事な光景を見ることもできます。
東九州道が開通する前の波当津地区は陸の孤島といわれるほどのところでしたが、今では高速道の開通で大分市から一時間もかからずに行けて、こんな見事な光景を見れるのが嬉しいですね。
 
 
 
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