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新年最初のお出かけは中津市を代表する山の八面山へ行きました。


お家をゆっくり出発して国道10号線を通り、道の駅・中津に着いたのはお昼頃でしたが、途中の宇佐神宮はたくさんの初詣客で賑わっていて道路が大渋滞していたので、ここへ着くまでに3時間以上もかかってしまいました。




道の駅・中津には遺跡公園がありますが、ルールを守ればワンコのお散歩も可能なので中津方面へ出かけた時にはよくりゅう君のお散歩をしていました。




この遺跡は法垣遺跡(ほうがきいせき)と言って、今から3500年前の縄文時代後期の大規模な集落跡で、竪穴住居跡からは人骨や土器などもたくさん発掘されています。




竪穴住居跡の一部はこの様に発掘当時の状況が再現されています。でも道の駅・中津に寄った観光客でここを訪れる人はほとんどいないんですよね。




今回の目的地は法垣遺跡をはじめ中津平野一帯のどこからでも望むことができる、中津市を代表する山の八面山です。




道の駅・中津を出発したら田んぼの中を走る道を通って八面山へと向かいますが、コスモス祭りの時には3千万本も植えられていたコスモスも今は刈り取られて元の田んぼに戻っていました。昨年のコスモス祭りの様子は 過去の記事 をクリックして下さいね。




しばらく田んぼの中の道を走ってこれから八面山への登り坂になります。




山道を登り始めるとすぐに広い駐車場と観光案内板が立っていました。八面山は山頂近くの車道終点までにたくさんの見所があるようですね。
 
 
 

駐車場のすぐ先のカーブには神護寺というお寺があります。今回は寄りませんでしたが、ここには西日本最大級の大きさを誇る涅槃像があります。




神護寺前のカーブを曲がるとすぐにまた広い駐車場があって、八面山平和公園と刻まれた大きな岩が見えてきます。




駐車場は八面山平和公園の道路を挟んだ反対側にあります。車を停めたら道路を渡って八面山平和公園の見物です。
 
 
 

八面山平和公園は太平洋戦争中にこの地での空中戦で亡くなった搭乗員の霊を慰めるために造られた公園ですが、剪定されて刈り込まれた低木などきれいに整備されていました。
 
 
 

この説明板はここからさらに八面山を登った先にある記念碑の横に立てられていたものですが、これによると米軍のB29爆撃機に日本軍の戦闘機が体当たりをして日米両方で12名が死亡したと書かれていました。




この石碑は日本軍の戦闘機を操縦して体当たり攻撃をした村田曹長の碑です。ちなみに操縦していた戦闘機は陸軍の  『屠龍(とりゅう)』 という双発の大型戦闘機です。




村田曹長之碑のさらに奥には体当たり攻撃によって墜落したB29搭乗員を慰霊する米軍戦没者慰霊碑がありました。




すぐ横にはこの時に亡くなったB29搭乗員の名前も刻まれていました。ここにはその他にも終戦間際に米軍戦闘機との空中戦でこの近くに墜落して亡くなった搭乗員の碑や、原爆の火を灯している灯篭などもあります。




八面山平和公園のすぐ上にはジェット戦闘機も展示されていました。この戦闘機は福岡県築城基地から貸与されたF86セイバー戦闘機です。近くにあった説明板によるとこの機体は東京オリンピックの時にブルーインパルスの一機としてアクロバット飛行を行ったそうです。




反対側に廻ると操縦席の中が覗けるようにステップが設置されていました。




この画像は数年前にりゅう君と八面山平和公園を訪れた時のものです。八面山は中津平野のどこからでもその雄姿が望める山ですが、なかなかここを訪れる機会が無くて今回ほ数年ぶりにここを訪れました。
ここを出発したら八面山をさらに登って山頂付近の車道の行き止まりまで進みます。




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