どこでも晴れたらワン歩

猿飛千壷峡を出発したら国道212号線を本耶馬渓方面へと戻ります。
 

山国川沿いの国道212号線を10ｋｍほど戻ると 「 道の駅 やまくに 」 へ到着です。大分県には25ヶ所の道の駅がありますが、ここは最も訪れる機会が少ない道の駅のひとつです。
 
 
 

今回ここへ寄ったのは道の駅の物産館が目的じゃなくて、道の駅の裏手の山にある神社に寄るのが目的です。画像の手前側は道の駅の駐車場ですが、今回の目的地はすぐ上に小さな屋根が見えているところです。
 
 
 

この小さな神社については駐車場の端っこに説明板がありますが、ここには500年ほど前に害獣や凶悪な盗賊から住民を守ったと伝えられる 「 犬頭太郎（犬王丸） 」 のお墓があって、今でも大切に祀られているそうです。




駐車場のすぐ上に見える犬頭太郎のお墓ですが、駐車場からは直接行けないので、一旦道の駅の敷地を出て右側の道を登って行きます。道の駅の駐車場から直接行ける階段を造ってくれたらありがたいですけどね。
 
 
 

坂道を百ｍも登ると犬頭太郎の墓へ到着します。手前の白い鳥居の奥に犬頭太郎のお墓があって、その横の建物は普通の神社のような感じでした。




白い鳥居の扁額には 「 犬頭太郎 」 と書かれていて、その奥には犬頭太郎の石像とお墓がありました。




この石造が 「 犬頭太郎 」 です。害獣や狂暴な盗賊から村民を守った犬にしては小さくて可愛らしい姿をしていますが、この石造は伝説に基づいて高さ40ｃｍで造ったそうですから、実際の犬頭太郎は柴犬と同じくらいの大きさの日本犬だったんでしょうね？




これが犬頭太郎のお墓です。 地元新聞によると近年は住民の高齢化で周囲が雑草だらけになっていたので、昨年地元有志が 「 犬頭太郎保存会 」 を立ち上げて整備を行い、伝説を継承する活動を行っているそうです。


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