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道の駅 阿久根を出発したら国道3号をさらに南下します。


国道3号のこの辺りは東シナ海に面した風光明媚なところで、道路沿いにはヤシの木も植えられていて南国ムード満点ですが、国道3号の内陸側には肥薩おれんじ鉄道の線路が国道と並行するように走っていて、海側も崖ギリギリを道路が走っているので、車を停めてゆっくりと景色を眺められるような駐車帯はほとんど無いんですよね。




しばらく走行中の車から景色を眺めながら走っていると、国道3号は阿久根市から薩摩川内市へと入りました。




薩摩川内市へ入って2kmも走ると、駐車帯のPマークと撮影ポイントのカメラマークが描かれ、その下に「この先300m 人形岩駐車場」と書かれた標識が見えてきました。




ここが人形岩駐車場です。駐車帯には鯨のモニュメントが建っていて、その左側に数台の車が停められます。でもここは海側にあるので、車を停めようと対向車が途切れるのを待っていると、後続車が数珠つなぎになってしまうので、南下して来た場合には停め難いんですよね(笑)




鯨のモニュメントの下には説明板がありました。これによると2002年に人形岩付近の海岸に「タイヘイヨウアカボウモドキ」という非常に珍しい鯨が漂着したそうで、当時は世界で7番目の発見だったので、すぐには種別の判明ができなかったことなどが書かれていて、現在は骨格標本が「いおワールドかごしま水族館」に展示されているそうです。




駐車帯に車を停めたら国道3号沿いの歩道を歩いて、来た方向に戻りながら「人形岩」の近くまで行きます。




歩道からはこの様な景色が見えて、手前に見える2つの小さな島の間に人形岩がありますが、ここからではまだ見えないので、歩道をもう少し先まで行ってみます。




この2つの島の向こうには砂浜が広がっていましたが、ここは西方海水浴場というそうです。




人形岩が見えるところまで歩道を歩いて行こうとしたら、歩道は途中で途切れていたので、車が通らないのを確認して、大急ぎで車道の端に引かれた白線の外側を通って海岸へと向かいました。




2つの島の近くまで来て砂浜から眺めた景色です。人形岩は2つの島の間に見えていますが、ここは人形岩の前を通り過ぎた先なので、人形岩は縦に細長い岩にしか見えませんでした。




ここには人形岩物語と書かれた説明板もありましたが、人形岩には悲しい物語(伝説)があるんですね。




説明板の場所から眺めた人形岩です。黒っぽい岩を子供と思って眺めたら、説明の通り乳飲み子を抱いた母親のようにも見えますよね。




ちょっと撮影位置を変えたらこんな感じです。乳飲み子を抱える母親の手の部分も見えるような気がしますよね。




さらに撮影角度を変えたら、乳飲み子がハイハイをしているようにも見えました。この時は太陽がほぼ真上にあったので、岩肌がはっきりと見えてあまり人間らしく見えませんでしたが、東シナ海に太陽が沈む夕方には、人形岩はシルエットになって母子の姿そっくりに見えるそうです。




人形岩の撮影をしたら、西方海水浴場まで歩いて行きました。ここには数十台の車が停められそうな広い駐車場があって、特産品販売所や公衆トイレもありましたが、駐車場は有料と書かれていました。でも今は海水浴場がシーズンオフなので、管理人らしき人はいなくて車は自由に停められるようでした。




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