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道の駅・宇目を出発したら豊後大野市三重町まで戻りました。
 

三重町の市街地へ入ったら臼杵市へと続く国道502号線へ左折して、しばらく進むと 『 虹澗橋 』 の標識が見えてくるので、ここを矢印に従って脇道へと入ります。国道502号線をこのまま進むと、三重川を渡って臼杵市へ入ります。
 
 
 

脇道に入るとすぐにアーチ式石橋が見えてきます。この石橋が江戸時代に造られて、国の重要文化財にも指定されている 『 虹澗橋(こうかんきょう) 』 です。虹澗橋は完成当時は日本一の径間長を誇っていて、現在九州に多く残るアーチ式石橋の原点ともなった石橋です。




虹澗橋の説明板です。゛澗 ゛ とは谷川を意味していて、深い谷をひとまたぎする虹のような橋なので 『 虹澗橋 』 と名付けられたと書かれていました。でもこの石橋については、建設費を出した3人の豪商が莫大な費用のために家業が傾いたとか、石橋造りの経験が無い石工が建設したので、完成間近の石橋が一度は崩落したなどの話が残っています。




この石橋は15年ほど前までは車両が通行する橋だったので、石橋のたもとには重量制限の標識もそのまま残っています。




石橋の通行部分は車両が通っていたのでアスファルト舗装されていますが、中央線は今でも消えずに残っていました。




通行止めについての看板もありましたが、これによると橋の裏側等に大きな亀裂があって、将来的に崩壊の危険があると書かれていました。




そしてかつてはこの石橋が重要な道路だったことを示すように、道路標識が草に埋もれるように立っていました。




石橋の欄干部分はカマボコ石を乗せたような構造で、ゆるやかなカーブになっていて、まさに谷川にかかる虹のようですね。




虹澗橋は歩行は可能なので、橋の中央部分から三重川の上流側を眺めてみました。深い緑と三重川の澄んだ流れがきれいですね。



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