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全国的に新型コロナが蔓延していて、大分県でもステージ4になってもおかしくないほど感染者が増加しています。我が家でも半年以上も県を跨いでの外出を自粛していて、ブログネタを探すのにひと苦労していますが、今回は竹田市長湯方面へ出かけました。
 

この日 出かけたのは竹田市直入町の長湯温泉方面ですが、今回のルートはお家を出発したら国道210号を湯布院方面へと進み、途中の由布市庄内町から県道30号へと左折しました。




今回の最初の目的地は 「芹川ダム」 なので、県道30号をしばらく進んだら、県道から分かれて県道の下を潜って芹川ダムのある谷間へと下って行きます。「芹川ダム」 を訪れるのは数十年ぶりで、りゅう君とは一度も行ったことがないところです。




県道を潜った先の狭い坂道を200mほど下って行くと、「芹川ダム公園」 と書かれた標柱と駐車場が見えてきますが、「芹川ダム公園」 は雑草が生い茂って全く管理されていないようで、遊歩道もよく分からないような状態だったので、芹川ダムを目指してさらに坂道を下ります。
 
 
 

「芹川ダム公園」 からさらに200mほど坂道を下ったら、芹川ダムのたもとに出てダムの堤体が見えてきます。ここには広い駐車場やトイレもありました。




芹川ダムの堤体から眺めた左の建物はダムの管理事務所で、その右側の高い位置にあるのは 「芹川ダム公園」 の展望台です。このさらに右側に広い駐車スペースとトイレがあります。




さっそく展望台へ登ってみました。展望台へは 「芹川ダム公園」 の駐車場からも歩いて行けますが、雑草が生い茂った遊歩道は、これからの季節はダニ、ヘビなどが出てくるので、あまり歩きたくないですよね。




展望台から眺めた芹川ダムです。ここからは重力式コンクリートダムの一直線に伸びた堤体が眼下に見えました。そして画像には写っていませんが、この展望台からはダム湖全体も見渡せました。




展望台からダムとダム湖を眺めたら展望台を下りますが、階段は狭くて急傾斜なので、上る時はつま先立ちで慎重に各段を踏んで登りましたが、下りはカニ歩きをしないと降りられないほど狭いんですよね(笑)




展望台を下ったら堤体を歩いて対岸まで行ってみます。芹川ダムは昭和32年に完成した古いダムなので先日訪れた国東半島の 「行入ダム」 などと比べると観光的な要素の無いダムですね。でも芹川ダムは大分市の 「ななせダム」 が完成するまでは大分川水系では最大のダムだったそうで、当時は多くの見物人で賑わっていたそうです。




ダムの中ほどまで歩いて眺めたダムの下流側です。芹川ダムが造られているのは大分川水系の 「芹川」 ですが、芹川はこの下流の由布市庄内町で大分川と合流します。




望遠で撮影する柱状節理の岩肌を流れ落ちる小さな滝が見えました。ここまで行ってみたい気もしましたが、かなり下流なので坂道を往復したら汗ビッショリになりそうだったのでパスです(笑)




芹川ダムの洪水吐です。今は水が流れていませんが、巨大な滑り台のようで迫力がありますね。芹川ダムは堤高が52.2m、堤頂長が193mの重力式コンクリートダムですが、同じ大分川水系に造られた ななせダムは堤高92m、堤頂長500mのロックフィルダムで、ダムの形式は異なりますが、ななせダムのほうが遥かに大きいんですよね。




ダム湖の中央付近にはぽっかりと島が浮かんでいるように見えますが、これは上流部にある 「水の駅 おづる」 付近から伸びている尾根の一部のようでした。




芹川ダムではワカサギの放流を行っていて、九州では珍しいワカサギの釣り場として賑わっていますが、同時にワカサギの天敵のブラックバスの釣り場としても有名なんですよね。




芹川ダムの堤体を往復して戻ったら、車を停めた広場ではダムの管理事務所の人たちが出てきて、何やら準備をしていました。




ちょっと気になったので職員さんに尋ねたら、毎年梅雨のこの時季にはダムの放流を行うので、安全祈願を行っているとのことでした。今回は偶然にもこの安全祈願の場面に出くわしましたが、一般の人はまず目にすることない光景なのでラッキーでした。 
 

 
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