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調音の滝公園を出発したら再び県道52号へ出て、1.5㎞ほど山道を登って行くとトンネルが見えてきました。


このトンネルは「合瀬耳納(おうぜみのう)トンネル」といって、県道52号の最高地点にある耳納連山を貫く全長2.6㎞のトンネルです。トンネルの入口には「うきは口」と書かれていますが、このトンネルを抜けると八女市星野村なので、反対側の入口には「星野口」と書かれています。




合瀬耳納トンネルを抜けたら県道52号は長い下り坂になりますが、すぐに東屋のある展望所のようなところが県道の右側に見えてきたのでここに車を停めました。




ここにはこの様な看板が立てられていて、この展望所は「広内ロードパーク」というそうです。




展望所には「日本で最も美しい村連合」と書かれた看板もありました。これは失ったら二度と取り戻せない日本の農山漁村の景観、文化を守ることを目的に設立されたNPO法人のことだそうですが、現在では全国で59もの町村、地域が加盟していて、大分県では由布市湯布院町塚原地区が加盟しているそうです。




この展望台から眺められるのは山の急斜面に造成された棚田です。九州には景勝地としての棚田がいくつもあって、佐賀県玄海町の「浜野浦の棚田」など何ヵ所かは訪れたことがありますが、ここの場合はそれらの棚田よりもはるかに急斜面で、山の頂上付近まで続く棚田でした。




ここには説明板も立てられていて、この棚田は「広内・上原地区の石積み棚田」というそうです。




この棚田は日本三大石積み棚田のひとつにもなっていて、急斜面に造られた棚田は幅が1m未満のところもあれば、全長が300m以上のところもあるそうで、標高差200m以上の急斜面に137段の棚田と425枚の田んぼがあるそうです。




棚田を望遠で撮影してみると、石積みは隙間が無いように緻密に組まれていて、高さはほとんどが人の身長以上あるそうです。全国的には今年の能登半島地震で被害を受けた石川県の「白米千枚田」が有名ですが、「広内・上原地区の石積み棚田」も見事さでは負けてないですね。




そして展望所からすぐ足元を見たら、きれいに剪定?された茶畑が見えました。八女市といえば八女茶の産地として有名なところですが、星野村も寒暖差が大きくてお茶の生産に適した地域で、村内には入館無料の「茶の文化館」もあるんですよね。ここでは八女茶や八女茶を使った様々な料理などをいただくこともできるそうです。




展望台から県道52号を渡ったところには小さな神社もありました。ここは「広内天満宮」といいますが、とても小さな目立たない神社なので、石積み棚田を見物してもここを訪れる人はまずいないでしょうね?




境内はきれいに清掃されていて、地元で大切にされている神社のようでした。そしてお社の天井を見たら様々な動物などが描かれていて、とても由緒がありそうな神社でした。




広内ロードパークを出発して八女市街地を目指して坂道を下っていると、この様な看板が見えてきました。矢部川は八女市内を流れて有明海へ注ぐ一級河川ですが、この辺りは矢部川の源流になるんですね。



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