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阿蘇神社の参拝と水基巡りが終わったら阿蘇山頂を目指します。
 

阿蘇山頂へと続く阿蘇パノラマラインを走っていると路面には無数のひび割れのような黒い筋が見えてきました。熊本地震によってできた路面の亀裂を修復した跡なんでしょうか?
 
 
 

途中にある展望所のような空き地に車を停めて眺めた景色です。手前の人工林の向こうには阿蘇盆地、阿蘇外輪山さらに向こうには大分県のくじゅう連山までがきれいに見えています。




そしてちょっと左に目をやると、なだらかな斜面では馬がのんびりと草を食べていて、阿蘇盆地では田植えの準備で田んぼに水が張られていました。とってものどかな光景ですね。




ここからは米塚のこんなきれいな姿も見ることができました。でもよく見ると火口の縁に沿うように亀裂が入っていました。




さらに先へと進むと景色は一変して、山肌が削り取られて幾筋もの谷のようになって無残な姿を晒した異様な形の山が目に飛び込んできました。




そして阿蘇山頂や草千里が見渡せる草千里展望所まで登って来たら、斜面の崩落により地面が傾いて駐車できなくなっていて、道路も工事中で片側交互通行でした。




草千里展望所を過ぎるとすぐに広々とした草原の草千里とその向こうには阿蘇中岳が見えてきます。中岳は噴煙を上げていませんでしたが降灰の影響なのか?山全体が白っぽくなっていました。 過去の記事 と比べてみて下さいね。
 
 
 

草千里駐車場には観光バスや乗用車が何台か停まっていましたが・・・
 
 
 

草千里を過ぎて阿蘇山観光最大の見所となる中岳火口へと続く阿蘇山ロープウェー乗り場への道路には走っている車が一台もありませんでした。
 



この道路は途中から高森町方面へも分岐していますが、熊本地震以降は通行止めのままです。 
  

  

 阿蘇ロープウェー乗り場に到着しました。でも駐車場には数台の車が停まっているだけで閑散としていてロープウェーは営業しているんでしょうか?
 
 
 

そしてここから中岳火口へと続く有料道路も通行止めになっていました。数年前にりゅう君とここを訪れた時にはこの道路を通って火口の見物をしました。その時の記事は ここ をクリックして下さいね。
 
  
 

ロープウェー乗り場のすぐ近くには阿蘇山上神社がありますが、一部の瓦が落ちて建物も傾いていました。熊本地震の影響でしょうか?それとも昨年の大噴火の影響なんでしょうか?

 


中岳火口へと続くロープウェーの索道を見たらゴンドラを吊るすロープがありませんでした。
 
 
 

そしてロープウェーの阿蘇山上駅を望遠で撮影したら噴石の直撃を受けたのか?コンクリートの屋根部分が激しく損傷していました。そしてゴンドラも火山灰に埋もれているように見えました。




さらに火口周辺を見渡してみると退避壕でしょうか?コンクリートの残骸らしきものが降灰に埋もれていました。




ロープウェー乗り場の売店は営業をしていましたが、お客さんは全くいませんでした。店員さんに話を聞いたら、昨年9月の大噴火でロープウェーが被害を受けて営業を取り止めて、山頂付近には大量の火山灰も積もっているそうです。梅雨に入ってから被害が心配ですね。




いつもは道の駅から阿蘇山を眺めていただけなのでこんなにダメージを受けているなんて全く知りませんでした。少しでも復興に協力できればと細やかですが売店でこれらの品をお土産に買いました。




阿蘇山を後にして帰り道では野生のすずらんの自生地の南限といわれている波野高原のすずらん公園へも寄りました。ここの詳細は過去の記事の ここ をクリックして下さいね。
 
 
 

今回は久しぶりに阿蘇山へ登ってみましたが、昨年の36年ぶりといわれる大噴火は想像した以上に被害が大きくて驚きました。昨年は熊本地震、集中豪雨、噴火と大きな災害が3度もありましたが早く復興する事を願うばかりですね。
 







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