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菊陽杉並木公園を出発したら熊本空港方面へと進みます。


県道209号線を熊本空港方面へ進んで、次に寄ったのは肥後藩初代藩主の加藤清正が造ったといわれている、他に類を見ない特異な形をした用水路が残る 『 鼻ぐり井手公園 』 です。




この画像は阿蘇山を水源に、有明海へと注ぐ白川に架かる鼻ぐり大橋から眺めた 『 鼻ぐり井出公園 』 です。手前が鼻ぐり井手を見物できる展望所で、道路を挟んだ向こう側は子供用遊具や多目的広場、管理棟?などがある広い公園になっています。




鼻ぐり大橋から眺めた 『 鼻ぐり井手 』 です。岩盤を深く掘り下げた用水路の底のほうには、何枚もの仕切り板のようになった岩盤を掘り残している不思議な形をした用水路です。




鼻ぐり大橋の欄干には鼻ぐり井手の説明板もありました。
 
 
 

鼻ぐり井出公園の展望所から見た鼻ぐり井手です。一見すると水路が岩盤で仕切られているように見えますが・・・
 
 
 

仕切りのようになった岩盤の下部は、水が流れる穴が岩盤ごとに位置をずらして開けられているので、この穴の中を流速を増して勢いよく流れた水が、次の岩盤に当たって土砂等を巻き上げて下流へ流れるので、水路の底には土砂が堆積しないそうです。
 
 
 

ここには鼻ぐり井手の実物大の模型もありますが、直径が2mほどの穴が開いていて、人が立って通れるほどの大きさです。この穴の形が牛の鼻に通す環の ゛鼻ぐり ゛に似ていることから鼻ぐり井手と名付けられたそうです。当時はこの鼻ぐりが80ヶ所もあったそうですが、江戸時代にこの仕組みを知らない役人が取り壊して、現在残っているのは28ヶ所だけだそうです。




鼻ぐり井手は現在でも農業用に使用されている用水路ですが、鼻ぐり井出公園は2017年に出来た新しい公園なので、鼻ぐり井手も県外の人にはほとんど知られていません。国内では他に類を見ない珍しい構造の用水路なので、今後認知度が高まることを期待したいですね。



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