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今回は高千穂町方面へ出かけました。
 

大分市から高千穂町へはいくつかのルートがありますが、今回は東九州道から延岡JCT ⇒ 九州中央自動車と走り、舞野ICで高速を降りたら国道218号線を走りました。この国道は神話の里・高千穂町へと続いているので ゛神話街道 ゛ とも呼ばれる五ヶ瀬川沿いを走る道です。




そしてこの辺りは五ヶ瀬川の対岸を旧高千穂鉄道が走っていたので、この様な鉄道遺構がいくつも見えてきます。  
 
  
 

国道218号線は最初のうちは2車線の道ですが、徐々に狭くなって神話街道が県道237号線になるとこんなに狭い道になります。今では九州中央自動車道が北方ICまで開通して、その先も2車線の日之影バイパスが高千穂町まで続いているので、地元の人以外はまずこの道を通ることはないでしょうね。 
 

 

狭い道をしばらく進むと、正面に二つの橋が見えてきました。手前の橋は旧高千穂鉄道の早日渡(はやひと)駅及び集落へと続く一般橋で、奥に見えるアーチ橋は 『 干支大橋(えとおおはし) 』 です。干支大橋は九州中央道の北方ICを降りて、『 道の駅・北方よっちみろや 』 を過ぎたら最初に現れる大きな橋です。




早日渡を過ぎて次に見えてくるのは槇峰駅の手前にある昭和12年に造られた 『 網の瀬川橋梁 』 です。高千穂鉄道は五ヶ瀬川沿いを右に左にと走っていたので、いつの間にか線路は対岸から道路側になっていました。




さらに先へ進むとまた鉄道橋が見えてきましたが、この鉄道橋は道路の山側にありました。この先には日向八戸(ひゅうがやと)駅があって、この鉄道橋に上がると滝の左岸の洞窟に観音像を祀った落差45mの 『 八戸観音滝 』 が見えるそうです。でもこの辺りは道が狭くて、駐車スペースもほとんど無いので車を停めて見物はムリなんですよね。
  
 
 

高千穂町方面へ向かって山の中をどんどん進んで行くと、県道237号線の頭上から五ヶ瀬川を渡って対岸へと続く大きな鉄道橋が見えてきました。




この鉄道橋は第3五ヶ瀬川橋梁と言って、全長が275mもあるそうです。そしてこの鉄道橋が五ヶ瀬川を渡ったすぐ先には 『 吾味駅 』 があります。




対岸へ渡って吾味駅へ行ってみました。ここにはプラットホームと駅舎(待合所)が残っていましたが、鉄道のレールはすでに撤去されて道路になっていました。




吾味駅の駅名票です。吾味駅の手前(延岡側)には日向八戸駅が、そして高千穂町側にはこの辺りでは最大の集落?で町役場などもある日之影温泉駅があります。




駅舎の中には高千穂鉄道がまだ運行していた2005年頃の時刻表が掲示されていましたが、塗り替えられたのか?とってもきれいな状態で、今にも電車がやって来そうな感じがしました。



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