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道の駅「八幡浜みなっと」を出発したら、もうどこへも寄らずに大急ぎで三崎港の国道九四フェリー乗り場へと向かいました。


道の駅「八幡浜みなっと」から三崎港までは、佐田岬半島を通る国道197号を走りました。途中にはこの様な看板もありましたが、大急ぎで走ったので「瀬戸の花嫁」のメロディーには全く気付きませんでした(笑)




国道197号をしばらく走っていると、道の駅「伊方きらら館」が国道沿いに見えてきました。当初の計画ではここに寄る予定でしたが、海が大荒れになる前にフェリーに乗りたいので、残念ながらここはパスです。




そして道の駅「伊方きらら館」を通り過ぎてしばらくすると、道の駅「佐田岬半島ミュージアム」も国道沿いに見えてきましたがここもパスです。




佐田岬半島を通る国道197号を、脇目も振らずにひたすら走って三崎港に到着しました。




ここが国道九四フェリーの受付棟です。私たちは事前申し込みで18時30分の便を予約していましたが、ここで直近に出港する便に予約変更をしました。ここに着いたのは11時15分頃でしたが、何とかギリギリで間に合って11時30分の便に乘ることができました。




予約の変更手続きを済ませたら、ゆっくりする暇もなく大急ぎでトイレだけを済ませて乗船開始です。




この時は私たちが三崎港に到着した後からも続々と車がやって来て、船内はあっという間に満車になりました。そして岸壁には乗船できなかった車がかなり停まっていました。




車を降りたら客室へと向かいましたが、国道九四フェリーの名前からも分かるように、九州の大分県と四国の愛媛県を結ぶこの航路は国道の海上区間(海上国道)になるんですよね。




客室の一部です。今回乗船したのは2021年に就航した新造船の「涼かぜ」です。この船は従来船に比べればかなり大型ですが、それでも行きに乗った宇和島運輸フェリーの「れいめい丸」に比べたら半分以下のトン数の約1150tなので、客室などは全体的にこぢんまりとした感じです。




船に乗り込んだら「涼かぜ」はあっという間に岸壁を離れて、デッキに景色を見に出た時にはもう三崎港がこんなに遠くなっていました。




フェリー涼風にはこの様な看板(標識?)がデッキに立てられていて、今は豊後水道にある総延長30㎞の海上国道197号を航行中です。背後の山の上には風力発電の風車が見えていますが、これも当初の計画では、佐田岬に58基並んでいる風車が一望できる「せと風の丘公園」へ行く予定だったんですよね。




三崎港を出港した涼かぜは佐田岬の先端部までやって来て、これから豊後水道を横断しますが、この頃になると海は大荒れになってきて、デッキの上に真っすぐ立てないほどになってきました。




大荒れの海に加えて雨も降り始めたので一旦船内へ戻って、時々様子見にデッキへ出ましたが、佐田岬はもうこんなに遠くなっていました。




この時は南の強風が吹いていたので、フェリー涼かぜが佐賀関半島の島影に入ると海はウソのように穏やかになって、目の前に佐賀関精錬所の大煙突が見えてきて間もなく佐賀関港へ入港です。これで五泊六日の四国一周旅行は終わりです。
今回の旅行は六日間の旅行期間中に晴れたのはわずか一日だけで、鳴門の渦潮見物の時には全身ずぶ濡れになるほどの天気でしたが、これはこれでいい思い出になりました。もし機会があれば来年あたりにでも、もう一度四国旅行に挑戦したいですね。



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