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今回は朝のお散歩を兼ねて別府市へちょこっとだけお出かけです。


海上自衛隊佐世保基地所属の 『護衛艦くらま』 が来年春の退役を前に九州各県へ一般公開を兼ねた最後の寄港で別府市へもやって来たのでりゅう君のお散歩を兼ねて別府国際観光港へ出かけました。
 
  
 

別府国際観光港へ到着するとフェリーさんふらわーの接岸する岸壁のすぐ向こうに護衛艦くらま の姿が見えました。




さぁ、これから護衛艦くらま の見物を兼ねたりゅう君のお散歩です、リードを着けて車から降ろしたりゅう君はいつものように大喜びで岸壁を目指して駆けて行きました。




岸壁に停泊していた護衛艦くらまです、護衛艦くらまは来春には退役するのでこの勇姿を別府国際観光港で見るのはこれがもう最後なんですよね。




岸壁でりゅう君のお散歩を続けていると後部甲板に多くの隊員が集まり始めました。




そしてラッパの合図と伴に旭日旗の掲揚が始まりました、旭日旗は戦前の帝国海軍から受け継がれた旗で今は自衛艦旗と呼ばれていますが国内に停泊中の艦船は午前8時から日没まで掲揚するように決められているそうです。




りゅう君もこの時だけはお散歩を中断して旭日旗の掲揚を眺めていました。




お散歩が終わって車に戻ったりゅう君です、りゅう君はこの後車内で食事を済ませたらお家へ帰りますが午後からは一般公開があるので私はりゅう君をお家に残してもう一度別府市へ出かけます。




午後になって別府国際観光港へやって来ると一般公開が始まる13時よりも前なのにすでに船上には多くの見学者がいました、予定を繰り上げて一般公開を始めたんでしょうか?




さっそく一般公開されたくらまを見物するために船上へと上がりました。
  
  
  

護衛艦くらま は艦齢35年のとても古い船なので最近の護衛艦とは装備がかなり違います、前部甲板に装備されている速射砲(主砲)も他の護衛艦では見る事ができない2門搭載となっています、くらまが建造された当時には敵のミサイルや航空機に対する有効な対空火器は速射砲だけだったんですよね。
  
  
  

2門の速射砲のすぐ後ろには74式アスロック8連装発射機があります、この中には対潜水艦用のミサイルが入っています。




前部甲板から後部甲板へと続く通路の途中には近距離にいる敵潜水艦を攻撃するための68式3連装短魚雷発射管がありました、
 
  
  

後部甲板はヘリコプターの離発着が出来るようになっているのでこんなに広いスペースになっています。
 
 
 

そしてヘリコプターが格納されるところにはいろんなパネルが展示されていました、この写真は35年前に護衛艦くらまが進水式を行った時のものです。
 
 
 

そして別府市内の小学生が作ったこんなものもありました。
 

 

後部甲板の見学が終わったら魚雷発射装置の前にある扉から護衛艦の中枢部の艦橋へと行きます。
 
 
  

艦橋部へと続く艦内の途中にはこんなプレートがありました、くらまはここで建造されたんですね。
 
 
 

そしてすぐ横の扉にはこんな文字が書かれた部屋もありました、もちろんこの中は見学禁止です。
 
   
  

護衛艦くらま の艦橋です、航海中などは艦長がここで指揮をとります。
 
 
 

前記事で掃海艇の椅子の色について書きましたが艦橋には艦長と副長の座る椅子があってこの黄色のカバーがかけられた椅子は司令官などの将官が座ります。
 
 
 

掃海艇うくしま では艇長の座る椅子が赤青だったのに対して護衛艦くらま艦長の椅子はうくしま艇長よりも階級が上の赤色です、でも隣の黄色の椅子は艦長よりも階級が上の人が座るんですよね。 
 
 


艦橋から眺めた景色です、向こうからおサルの高崎山、ふぇりー・さんふらわーそして護衛艦くらまの前部甲板部が見えています。
 
 
 

そして驚いたのが艦橋に設置されていたエアコンです、今までいろんな護衛艦の見学をしましたが家庭用のようなエアコンが設置されているのを見たのは初めてです、くらまは古い船ですから後からエアコンを設置したんでしょうね?




艦橋を出ると扉の外側には室外機も設置されていましたがここだけ見ると護衛艦とは思えないですね(笑)




艦橋を出てさらに見学を続けていると高性能20mm機関砲(SIWS)が見えてきました、SIWSは艦艇用近接防御火器システムといって護衛艦に搭載されいる他の防御兵器をかいくぐって来たミサイルなどを破壊するための最終兵器で今ではどの護衛艦にも搭載されている武器ですが海上自衛隊で初めて装備されたのがくらまです。




艦橋の後部には航空機や飛来するミサイルを迎撃するシースパローミサイルが格納された短SAM発射装置が装備されていました。




短SAM発射装置の説明板です、短SAMとは短距離の艦対空ミサイルの略語です。




護衛艦くらまの見学が終わりました、くらまは建造当時は海上自衛隊最大の護衛艦で3年に一度行われる自衛隊観艦式で昨年は総理大臣の乗る観閲艦の大役も務めました、でももうこの雄姿を大分で見る事は出来ないんですよね、国を守るために頑張ってくれた35年間お疲れ様でした。






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Comment
1
海風はどうだった?りゅうくん。
りゅうくんは、お留守番になったの???

さすが、好きなモノを見るときは小さな所まで凄いですね(笑)
ヘリポートは、さすがに広いですね、船の上とは思われませんよ。
しかし、エアコンは、良いですね、ほっとします(笑)
なかなかみませんよねぇ〜、しかし35年間とは思われないほどきれいにしています。
ここが日本人の精神が活かされているような・・隅々まで。

お国のために、皆さんも頑張っていますね、頭が下がります。
これからも大変な国際状況・・・頑張って行きましょう!応援します。


RE.1
こんにちは、びびさん
これだけはりゅう君が我が家にやって来る前からの趣味なのでりゅう君抜きでも行きますよ(笑)
でも以前はワンコ同伴もOKだったんですけどねぇ~

護衛艦くらま は建造当時は最新鋭の装備を備えた自衛隊最大で最強の護衛艦でしたが今ではりゅう君と同じですっかりおじいちゃんになってしまい来春に退役となるのが残念ですね、海上保安庁の巡視船として尖閣あたりに持っていけば充分に役立つと思うんですが・・・

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