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最近ブログ更新が遅れ気味なので、今回の記事は10日以上前のものになりますが、今回は別府へ初寄港した海上自衛隊最新鋭のステルス護衛艦「みくま」の記事です。


護衛艦「みくま」は10月6日に別府湾へと入ってきましたが、その日は沖合に錨泊したままで別府国際観光港へは入港しませんでした。この艦船は形を見ても分かるようにステルス性を考慮して突起物などがほとんどなくて、従来の護衛艦とは全く異なった船型をしています。




艦首部分を見ると錨を収納する部分は錨を降ろして錨泊している時以外はハッチが閉まっていて、レーダーを反射するような突起物が無いようになっています。そして艦首と艦尾を繋ぐ通路も両舷には無くて、艦首へ出るには艦内からの小さな扉がひとつあるだけです。




艦尾を見るとハッチが開いて、内火艇(艦載艇)が横付けするところでした。このような構造のハッチは輸送艦ではよく見られますが、従来の護衛艦には無かったもので、艦載艇などもレーダーの反射防止のためにすべて艦内へ収まるようになっているんですね。この日は強風が吹いていましたが、天気は良くて遠くには四国の風力発電の風車も見えました。




ここからは翌日の10月7日の画像になります。この日は護衛艦「みくま」が別府国際観光港へ入港する予定だったのでお昼前に港へ行ってみると、護衛艦「みくま」はまだ沖合に錨泊したままでした。「みくま」の向こうの方に見えている何本もの煙突は大分市の臨海工業地帯の工場群です。




しばらく待っていると、護衛艦「みくま」は2隻のタグボートにエスコートされて港へと入ってきました。




護衛艦「みくま」を正面から見た画像です。従来の護衛艦とは全く異なる船型で、レーダーの反射を低減するために全体が傾斜した平面になっていて、レーダー類も一本にまとめられた一角獣の大きな角のようになっている不思議な形をしています。




横から見るとのっぺりしていて突起物がほとんど無いですね。




「みくま」はゆっくりと港の中へ入って来て、2隻のタグボートから岸へ向かって押され、間もなく接岸作業が始まります。この日は土曜日ということもあってか?岸壁には別府へ初寄港した最新鋭のステルス護衛艦を見ようと大勢の人たちが集まっていました。




タグボートに押されて接岸すると、艦上からは係留ロープと繋がったヒービングラインが投げられました。画像には係留ロープも見えていますが、ここもロープを出していない時には扉が閉まっているようでした。




接岸作業が終わってタグボートも大分港へ戻って行った後の護衛館「みくま」です。




艦尾から眺めるとこんな感じです。




「みくま」と書かれた部分が、沖合に停泊していた昨日は開いていたようですね。ちなみに艦名の「みくま」は大分県日田市を流れる三隈川(みくまがわ)に由来しているんですよね。「みくま」は今年の3月に就役したばかりの最新鋭の護衛艦ですが、今回の寄港は大分県内の川が艦名になっているのと関係があるのかも知れませんね?




接岸作業の終わった「みくま」からはタラップが出されましたが、これも大きな扉が開いた部分から出てきました。徹底した平面構造になっているんですね。




いつの間にかこの様な横断幕も掲げられていました。艦名が三隈(熊)だから3匹の熊が描かれているようでした(笑)
翌日の10月8日には艦内の一般公開もありましたが、この日は終日雨が降っていて、撮影が厳しそうだったので見物は断念しました。この構造の護衛艦は2024年度までに12隻が就役予定なので、今後は見る機会が増えそうですね。




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