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道の駅「ひまわり」の物産館などを見て廻ったら、隣接する「土石流被災家屋保存公園」ヘ向かいました。


これは「土石流被災家屋保存公園」の入口にある石碑ですが、この公園ができて30年ほどになるので、刻まれている文字も経年劣化でかすれてよく読めなくなっていました。雲仙普賢岳の大噴火が発生してからの時の流れを感じますね。




土石流被災家屋保存公園は、中央にあるドーム型の建物内に保存されている埋没家屋を中心にして、その周囲に土石流によって埋もれた数棟の建物が現状のままで保存されています。ここにある埋没家屋は移築された1棟を除いて、元々ここに建っていた建物だそうです。




公園の入口には説明板も立っていて、雲仙普賢岳の噴火で発生した火砕流では報道関係者や消防団員など40数名の被害者が出ましたが、その後の雨によって堆積した火山灰や岩石が押し流された土石流では幸いなことに人的被害はなかったそうです。










屋外には土石流に埋もれた数棟の埋没家屋がありますが、なかには老朽化によって撤去されて空き地になったところもありました。




これらの災害遺構は雲仙普賢岳の噴火被害の記憶を、将来の子供たちに残すためにも貴重なものだと思うんですが、噴火からわずか30年余りで関心が薄れたのか? この様に雑草に覆われて忘れ去られようとしている状況はちょっと寂しいですね。




被災家屋を覆った雑草はこの様に通路にも伸びていました。この雑草は繁殖力の強い葛のようでしたが、もし草刈り鎌が近くにあったなら私が自力で刈り取りたかったですね(笑)




この画像は3年前にここを訪れた時のものですが、その時にはほとんど雑草は伸びてなかったんですよね。これも以前の道の駅「みずなし本陣ふかえ」が廃駅になったのと関係があるんでしょうか?




屋外の土石流による埋没家屋を見て廻ったら、ドーム状の建物内で保存されている土石流被災家屋を見に行きました。




ここがドームの入口です。ここではドームの中央部に3棟の被災家屋が保存されていて、中央の1棟のみが数百m離れた場所から移築された家屋で、これらの家屋を取り囲むように見学通路があります。




ここに保存されてる家屋も両側の2棟は元々ここに建っていた建物です。








長雨によって発生した土石流は、このすぐ横を流れる水無川の上流では激しい濁流となって大きな岩石などを伴って下流へと流れましたが、この辺りは河口近くで傾斜も緩やかなので、泥流はゆるやかに流れたので家屋が破壊されずに残ったそうです。



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