記事が前後しますが、ステルス護衛艦「みくま」が入港するのを岸壁で待っていると、突然何隻もの漁船が港へと入ってきました。
港へ入った漁船は港内でUターンをすると来た方向へ戻って行きましたが、漁船は次から次へと入って来てはUターンするちょっと不思議な光景が続きました。この時は護衛艦「みくま」はまだ沖合に錨泊したままでしたが、岸壁には初入港する最新鋭のステルス護衛艦を見ようと大勢の見物人がいて、これらの漁船は見物人からよく見えるように岸壁すれすれを航行しているような感じでした。
それぞれの漁船には横断幕が掲げられていて、この漁船の横断幕には「機船船ひき網漁業(運搬船)」と書かれていました。これは「きせん ふなびきあみ りょうぎょう」と読むそうですが、3隻の船で漁を行う漁法で、その内の2隻の船(曳き船)が袋状になった網を海中で曳き廻して魚を獲り、この船は獲れた魚を港へと運搬する役目だそうです。
こちらの漁船が袋状の網を引っ張って漁をする網船です。画像では分り難いですが2隻の漁船が並んでいます。そして横断幕には「機船船ひき網漁業(網船)」と書かれていました。
漁船は次から次へと港へ入ってきました。大漁旗は見えませんでしたが、まさに漁船のパレードって感じですね。
手前の船は一本釣り漁船です。一本釣りといえば大分県では豊後水道の最も狭くなった急潮の速吸瀬戸(はやすいのせと)で行われている関あじ、関さばの一本釣りが有名ですよね。
この船には「刺し網漁業」と書かれていました。刺し網とは魚の通り道に壁のように細い網を張って、やって来た魚の頭を網目に突っ込ませる漁のことです。
この船には「ごち網漁業」と書かれていました。ごち網漁とは小型漁船で袋状の網を漁師が一人で引っ張って魚を捕る漁だそうです。
次にやって来た船には「もじゃこ漁業」と書かれていました。「もじゃこ」とはブリの稚魚のことで、養殖ブリのほとんどはこの天然のもじゃこを採取して成長させているんですよね。
ちょっと派手な色をしたこの漁船には「小型機船底びき網漁業」と書かれていました。底引き網漁を行う漁船の中でも総トン数が15t未満の漁船を小型機船と呼ぶそうです。
次にやって来たのは漁船じゃなくて、密漁や違法操業などを取り締まる大分県の漁業取締船「はつかぜ」です。この船には強力なサーチライトや赤外線カメラなども装備されているそうです。
この船は海水の温度分布や塩分濃度、水産資源の調査などを行う大分県の漁業調査船の「豊洋」です。
漁業調査船「豊洋」に続いては、小型の漁船が列をなすようにたくさんやって来ました。手前の漁船には不思議な旗が掲げられていたので望遠で撮影してみると・・・
日章旗の下には海賊船のような旗がはためいていました(笑)
これらの漁船などは2度目までは港内でUターンをして戻って行きましたが、3度目は港を通り抜けてそのままどこかへ行ってしまいました。これで漁船のパレードは終了のようでした。
多くの漁船が姿を消して最後に現れたのは、海の警察ともいわれる海上保安庁の巡視艇「ぶんごうめ」です。
この日はステルス護衛艦「みくま」の入港風景を撮影しようと、別府国際観光港へやって来ましたが、思いもしなかったこの様な光景が見れてラッキーでした。しかも漁業についてはほとんど知識が無かったので、帰ってから色々と調べてとても勉強になりました。
でもこれらの漁船のパレードはいったい何のイベントだったのか、いくら調べても分からなかったんですよね。
後日地元新聞を読んでいたら、この船団のことが載っていて「第43回全国豊かな海づくり大会」の一年前プレイベントの「おおいた海博」のリハーサルを行っていたようでした。
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港へ入った漁船は港内でUターンをすると来た方向へ戻って行きましたが、漁船は次から次へと入って来てはUターンするちょっと不思議な光景が続きました。この時は護衛艦「みくま」はまだ沖合に錨泊したままでしたが、岸壁には初入港する最新鋭のステルス護衛艦を見ようと大勢の見物人がいて、これらの漁船は見物人からよく見えるように岸壁すれすれを航行しているような感じでした。
それぞれの漁船には横断幕が掲げられていて、この漁船の横断幕には「機船船ひき網漁業(運搬船)」と書かれていました。これは「きせん ふなびきあみ りょうぎょう」と読むそうですが、3隻の船で漁を行う漁法で、その内の2隻の船(曳き船)が袋状になった網を海中で曳き廻して魚を獲り、この船は獲れた魚を港へと運搬する役目だそうです。
こちらの漁船が袋状の網を引っ張って漁をする網船です。画像では分り難いですが2隻の漁船が並んでいます。そして横断幕には「機船船ひき網漁業(網船)」と書かれていました。
漁船は次から次へと港へ入ってきました。大漁旗は見えませんでしたが、まさに漁船のパレードって感じですね。
手前の船は一本釣り漁船です。一本釣りといえば大分県では豊後水道の最も狭くなった急潮の速吸瀬戸(はやすいのせと)で行われている関あじ、関さばの一本釣りが有名ですよね。
この船には「刺し網漁業」と書かれていました。刺し網とは魚の通り道に壁のように細い網を張って、やって来た魚の頭を網目に突っ込ませる漁のことです。
この船には「ごち網漁業」と書かれていました。ごち網漁とは小型漁船で袋状の網を漁師が一人で引っ張って魚を捕る漁だそうです。
次にやって来た船には「もじゃこ漁業」と書かれていました。「もじゃこ」とはブリの稚魚のことで、養殖ブリのほとんどはこの天然のもじゃこを採取して成長させているんですよね。
ちょっと派手な色をしたこの漁船には「小型機船底びき網漁業」と書かれていました。底引き網漁を行う漁船の中でも総トン数が15t未満の漁船を小型機船と呼ぶそうです。
次にやって来たのは漁船じゃなくて、密漁や違法操業などを取り締まる大分県の漁業取締船「はつかぜ」です。この船には強力なサーチライトや赤外線カメラなども装備されているそうです。
この船は海水の温度分布や塩分濃度、水産資源の調査などを行う大分県の漁業調査船の「豊洋」です。
漁業調査船「豊洋」に続いては、小型の漁船が列をなすようにたくさんやって来ました。手前の漁船には不思議な旗が掲げられていたので望遠で撮影してみると・・・
日章旗の下には海賊船のような旗がはためいていました(笑)
これらの漁船などは2度目までは港内でUターンをして戻って行きましたが、3度目は港を通り抜けてそのままどこかへ行ってしまいました。これで漁船のパレードは終了のようでした。
多くの漁船が姿を消して最後に現れたのは、海の警察ともいわれる海上保安庁の巡視艇「ぶんごうめ」です。
この日はステルス護衛艦「みくま」の入港風景を撮影しようと、別府国際観光港へやって来ましたが、思いもしなかったこの様な光景が見れてラッキーでした。しかも漁業についてはほとんど知識が無かったので、帰ってから色々と調べてとても勉強になりました。
でもこれらの漁船のパレードはいったい何のイベントだったのか、いくら調べても分からなかったんですよね。
後日地元新聞を読んでいたら、この船団のことが載っていて「第43回全国豊かな海づくり大会」の一年前プレイベントの「おおいた海博」のリハーサルを行っていたようでした。
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