佐伯市直川で巨大なカブトムシのモニュメントを見たら、国道10号をさらに南下します。
佐伯市直川の中心部を過ぎたら「体験公園 亀の甲なおかわ」でハナモモの観賞をして、国道10号をさらに宮崎県方面へと進みましたが、しばらく走っていると人家も無くなってきて、国道10号はJR日豊本線の橋梁の下を何度か潜る道になります。
宮崎県との県境が近づいてくると、道路の左側に「宗太郎駅」と書かれた小さな標識が見えてきます。ここには駐車場が無いので国道の路肩が少し広くなったところに車を停めて、「宗太郎駅」へと歩いて向かいましたが、この辺りはとても山深いところで、近くに鉄道の駅があるような雰囲気は全く感じられませんでした。
この画像は国道10号から宗太郎駅がある小さな集落へ10数mほど入ったところです。左の道を国道10号から入って来ましたが、宗太郎駅は右の道へとUターンするように登って、人家に行き当たる手前を右に曲がると駅のホームなどがあります。
ここにはコミュニティバスの乗り場もありましたが、時刻表がどこにも載ってなくて、コミュニティバスの利用には事前予約が必要と書かれていました。この辺りは秘境といわれるほどの過疎地域なので利用者もほとんどいないんでしょうね?
ここがJR日豊本線の宗太郎駅です。以前は木造の駅舎があったそうですが、今は奥のほうに待合室と電気設備の建物が残るだけで、駅舎の跡地には鉄柵で囲われた箱のようなものだけが立っていました。
駅舎跡の空き地に鉄柵で囲われて立っていたのは運賃箱でした。宗太郎駅は一日の乗車人数が0.39人と一人にも満たない秘境駅ですが、この運賃箱は今でも利用されているんでしょうか?
運賃箱の上には「切符を拝見」と書かれた小石も置かれていましたが、ここは無人駅なので改札も無いんですよね。
2番ホームに立てられていた駅名標です。この辺りは宗太郎越えと呼ばれる交通の難所で、急峻な山の中を37のトンネルが貫き、最急勾配は20/1000に達するそうですが、鉄道の限界勾配が25/1000といわれているのでかなりの急勾配ですね。ちなみに最高地点は宗太郎駅じゃなくて、ひとつ大分寄りの「重岡駅」の付近だそうです。
これから跨線橋を渡って2番ホームへ行ってみます。宗太郎駅は相対式ホームと呼ばれる2つのホームを向かい合わせて、その間に上り下りの線路がある構造で、左側が上りの大分・佐伯方面への1番ホームで、線路を挟んだ右側は下りの宮崎・延岡方面への2番ホームになります。
2番ホームには「イモリの池」と呼ばれるイモリの棲息するきれいな水が湧き出るところがありますが、この時は水量が少なくてクレソンが繁っていて、水溜りの中にはイモリじゃなくてサワガニがいました。
2番ホームの宮崎・延岡方面への待合室です。宗太郎駅は一日の乗車人数が0.39人なので、仮に上り下りで乗車人数を半分に分けたとすると、1ホームでの乗車人数は一日に0.195人になるので、このホースに座って列車を待つ人は、5日に1人だけってことになりますよね(笑)
待合室の中には当然乗車する人はいませんでしたが、代わりにたくさんの小石が並べられていました。
それぞれの小石にはここを訪れた人たちが書いたんでしょうか?色んなメッセージが書かれていました。
なかには対話形式でメッセージが書かれた小石も並べられていました(笑) ここを訪れた人が小石に書かれたメッセージを見て、その隣に返事を書いた小石を置いたんでしょうね?
宗太郎駅に停車する普通列車が上りの大分・佐伯方面が一日2本、下りの宮崎・延岡方面が一日1本と極端に停車する列車が少ない駅ですが、この時はホームを後にして車に戻る途中に「特急 にちりん」が大分方面へ向けて通過して行きました。
宗太郎駅は「特急 にちりん」や「特急シーガイア」などが一日に上下合わせて20本近く通過し、土曜日には「特急 36ぷらす3」が隣の重岡駅とここに停車するそうなので、機会があれば再び訪れて、秘境駅を通過する特急列車の撮影もしてみたいですね。
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佐伯市直川の中心部を過ぎたら「体験公園 亀の甲なおかわ」でハナモモの観賞をして、国道10号をさらに宮崎県方面へと進みましたが、しばらく走っていると人家も無くなってきて、国道10号はJR日豊本線の橋梁の下を何度か潜る道になります。
宮崎県との県境が近づいてくると、道路の左側に「宗太郎駅」と書かれた小さな標識が見えてきます。ここには駐車場が無いので国道の路肩が少し広くなったところに車を停めて、「宗太郎駅」へと歩いて向かいましたが、この辺りはとても山深いところで、近くに鉄道の駅があるような雰囲気は全く感じられませんでした。
この画像は国道10号から宗太郎駅がある小さな集落へ10数mほど入ったところです。左の道を国道10号から入って来ましたが、宗太郎駅は右の道へとUターンするように登って、人家に行き当たる手前を右に曲がると駅のホームなどがあります。
ここにはコミュニティバスの乗り場もありましたが、時刻表がどこにも載ってなくて、コミュニティバスの利用には事前予約が必要と書かれていました。この辺りは秘境といわれるほどの過疎地域なので利用者もほとんどいないんでしょうね?
ここがJR日豊本線の宗太郎駅です。以前は木造の駅舎があったそうですが、今は奥のほうに待合室と電気設備の建物が残るだけで、駅舎の跡地には鉄柵で囲われた箱のようなものだけが立っていました。
駅舎跡の空き地に鉄柵で囲われて立っていたのは運賃箱でした。宗太郎駅は一日の乗車人数が0.39人と一人にも満たない秘境駅ですが、この運賃箱は今でも利用されているんでしょうか?
運賃箱の上には「切符を拝見」と書かれた小石も置かれていましたが、ここは無人駅なので改札も無いんですよね。
2番ホームに立てられていた駅名標です。この辺りは宗太郎越えと呼ばれる交通の難所で、急峻な山の中を37のトンネルが貫き、最急勾配は20/1000に達するそうですが、鉄道の限界勾配が25/1000といわれているのでかなりの急勾配ですね。ちなみに最高地点は宗太郎駅じゃなくて、ひとつ大分寄りの「重岡駅」の付近だそうです。
これから跨線橋を渡って2番ホームへ行ってみます。宗太郎駅は相対式ホームと呼ばれる2つのホームを向かい合わせて、その間に上り下りの線路がある構造で、左側が上りの大分・佐伯方面への1番ホームで、線路を挟んだ右側は下りの宮崎・延岡方面への2番ホームになります。
2番ホームには「イモリの池」と呼ばれるイモリの棲息するきれいな水が湧き出るところがありますが、この時は水量が少なくてクレソンが繁っていて、水溜りの中にはイモリじゃなくてサワガニがいました。
2番ホームの宮崎・延岡方面への待合室です。宗太郎駅は一日の乗車人数が0.39人なので、仮に上り下りで乗車人数を半分に分けたとすると、1ホームでの乗車人数は一日に0.195人になるので、このホースに座って列車を待つ人は、5日に1人だけってことになりますよね(笑)
待合室の中には当然乗車する人はいませんでしたが、代わりにたくさんの小石が並べられていました。
それぞれの小石にはここを訪れた人たちが書いたんでしょうか?色んなメッセージが書かれていました。
なかには対話形式でメッセージが書かれた小石も並べられていました(笑) ここを訪れた人が小石に書かれたメッセージを見て、その隣に返事を書いた小石を置いたんでしょうね?
宗太郎駅に停車する普通列車が上りの大分・佐伯方面が一日2本、下りの宮崎・延岡方面が一日1本と極端に停車する列車が少ない駅ですが、この時はホームを後にして車に戻る途中に「特急 にちりん」が大分方面へ向けて通過して行きました。
宗太郎駅は「特急 にちりん」や「特急シーガイア」などが一日に上下合わせて20本近く通過し、土曜日には「特急 36ぷらす3」が隣の重岡駅とここに停車するそうなので、機会があれば再び訪れて、秘境駅を通過する特急列車の撮影もしてみたいですね。
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