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道の駅「根占」を出発したら、もう少しだけ佐多岬方面へと南下しました。


道の駅「根占」から国道269号を2㎞弱ほど南へ走ると、道路沿いにちょっと広めの駐車場が見えてきたのでここに車を停めました。




駐車場の入口には「台場公園 砲台跡」と書かれた看板と、その下には大砲の写真パネルが立てられていました。ここは幕末に薩摩藩とイギリスの間で起こった薩英戦争を契機に薩摩藩が石垣で囲われた砲台(台場)を構築したところです。




台場公園の案内図です。この公園は海岸沿いにあって横に細長い海浜公園のようですね。




ここからも開聞岳が正面に見えました。今回の鹿児島旅行では大隅半島を中心に廻りましたが、ここは今回訪れたなかでは最も佐多岬に近い南に位置していて、開聞岳への距離もいちばん近いところになるので、ここから眺めた開聞岳は海に浮かぶ島のようにも見えました。




駐車場に車を停めたらさっそく砲台跡(台場)の見物です。駐車場は細長い公園の端っこにあって、砲台跡は反対側の端っこにあるので、砲台跡までは170mほど歩くようですね。




この日はとても暑くて、猛暑日を越えて酷暑日になりそうなほどの気温でしたが、砲台跡へと続く遊歩道は松林の中にあって、適度に木陰になっていたので汗もかかずに歩くことができました。松林のすぐ横は波打ち際になっていて、砂浜は大きな岩がゴロゴロあるような海岸でしたが、海岸へ降りる道が見つからず波打ち際へは出れなかったんですよね。




松林の間からチラチラ見える鹿児島湾や開聞岳の景色を眺めながら遊歩道を歩いていると石垣が見えてきました。この石垣が薩摩藩がイギリスとの戦闘に備えて構築した台場です。




この石垣は高さ3m、幅4mで60mの長さに渡って構築されていますが、中ほどにはレプリカの大砲が2基設置されていました。




薩英戦争の時には薩摩藩内の各所に数十基の砲台が構築されたそうですが、今でも原型を留めているのはこの一基だけだそうです。そしてここからは一度も砲弾を発射することが無かったそうです。




ここは鹿児島湾の湾口に位置する最も狭くなったところなので、薩摩藩の城下を目指して鹿児島湾へ入ってくるイギリス艦隊を迎え撃つのには最適な場所だったんでしょうね。




砲台跡の見物をしたら駐車場への戻りは国道沿いの歩道を歩きました。こちらにも公園への出入口がありましたが、バナナのような大きな葉っぱが覆い被さるように繁っていて出入口を塞いでいました。




大きな葉っぱで入口を塞いでいたバナナのような植物は、鹿児島県や宮崎県では道路沿いや空き地などで普通に見られて、この様な房状の実がたくさん生っていますが、未だにこれが芭蕉の実なのかバナナの実なのか区別がつかないんですよね(笑)



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