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鹿屋航空基地史料館を出発したら、鹿児島湾(錦江湾)を目指して国道269号を西へ走りました。


これから向かうのは、肝属郡錦江町(きもつきぐん きんこうちょう)です。標識の支柱には「南回りルート」と書かれていますが、大隅半島の南部を廻るルートには佐田ルート、田代・内之浦ルートの2つがあって、ここから先は大隅半島先端部の佐多岬へと続く佐田ルートを走ります。前記事で載せた道の駅「くにの松原おおさき」の辺りで分岐して大隅半島を横断する国道448号は田代・内之浦ルートになるんですよね。




国道269号をしばらく走っていると、国道は海岸沿いの道になって鹿児島湾(錦江湾)が見えてきました。ここを右に行けば鹿児島市方面で桜島などへ行けますが、国道269号は大隅半島先端部の佐多岬へと続いているので、ここを左折して佐田ルートを進みました。




左折して右に鹿児島湾を眺めながら国道269号を南下していると、この様な看板が見えてきました。看板には「なんぐう路(南隅路)」と書かれていて、この辺りは鹿児島湾から薩摩半島の開聞岳などを望めるとても風光明媚なところです。そして看板の支柱にはこれから向かう肝属郡の錦江町、南大隅町(みなみおおすみちょう)の名前が書かれていました。




しばらく鹿児島湾の景色を楽しみながら走っていると、鹿児島県肝属郡錦江町の国道269号沿いにある道の駅「錦江(きんこう)にしきの里」の標識が見えてきたのでここに車を停めました。




道の駅「錦江にしきの里」の全景です。ここは小さな道の駅なので、駐車場には普通車が22台停められるだけです。




この道の駅は位置的には、鹿児島湾の出口に近い湾が最も狭くなったところの大隅半島側の海沿いにあるんですよね。




道の駅の敷地内から眺めた鹿児島湾と、その向こうに見える薩摩半島と、薩摩富士と呼ばれる開聞岳(かいもんだけ)です。開聞岳の山頂付近には雲がかかっていますが、富士山そっくりの山容をしたとてもきれいな姿の山ですね。




ここには物産館(産直売り場)の入っている建物以外に道の駅の施設はほとんど無くて、敷地の一角にこの様な東屋の休憩所があるくらいです。




道の駅の前を走る国道269号を渡ると、砂浜(海水浴場?)が広がっていて、近くにはキャンプ場もあって、浜辺には「神川ビーチ 影絵の祭典」と書かれた影絵のように真っ黒なモニュメントがありました。




道の駅の敷地内と浜辺に立つ影絵のモニュメントなどを見て廻ったら物産館へ向かいました。ここが物産館の入っている建物です。




入口付近には花の苗などが並べられていましたが、ここは小さな道の駅なので、庇に下にも飲食・休憩スペースなどはありませんでした。




館内へ入ると狭いスペースに情報・休憩コーナーがありました。でもこの左側には物産館への入口があって、ここは通路の一部のようなところなので、ここで休憩をするのはちょっと厳しいですね。物産館内の写真はありませんが、雰囲気として昔ながらの直売所って感じでした。でも弁当、総菜類はかなり充実していました。




ここへ到着したのはちょうどお昼時だったので、物産館でお弁当とサツマイモ、玉ねぎ、人参などに衣をつけて揚げたかき揚げのような総菜を買いました。




この惣菜は「がね」という鹿児島県の郷土料理です。かき揚げよりも甘くて、食感もサクサクというよりも少しモチっとした感じで、とても美味しいんですよね。そして見た目がカニに似ている?ことからカニの鹿児島弁での呼び名の「がね」と言われるようになったそうです。



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