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今回は豊後大野市三重町へ出かけました。
 

画像は豊後大野市の国道326号線沿いにある道の駅 三重ですが、今回の目的地は、道の駅から国道を挟んだ反対側の斜面の岩壁に十字架が刻まれた、キリシタン礼拝所跡の 「 磨崖クルス 」 です。
 
 
 

道の駅 三重の国道を挟んだ反対側には駐車場もあって、ここから 「 磨崖クルス 」 へはすぐに行けますが、今年の夏に訪れた時には夏草がうっそうと茂っていて、道もはっきりせずに行くことができませんでした。今回は寒くなってヘビや嫌な虫が出てくる心配もなくなったので再挑戦です。
 
 
 

駐車場に車を停めると柵の切れ目から斜面を下って行く道があって、磨崖クルス入口と書かれた木柱もあります。でも夏に訪れた時にはこの木柱が隠れるほど草が茂っていたんですよね。
 
 
 

磨崖クルスへと続く道は入口付近は杉林の間を通るはっきりした道ですが、すぐに急斜面になって落ち葉で道もはっきりしない獣道のようになってきて、ちょっと足を滑らせると斜面を転がり落ちてしまいそうでした。
 
 
 

しかもこの道は斜面を崩れ落ちた土砂が、かろうじて木の根っこの上に乗っているような感じのふわふわした不安定な道で、滑った時に摑まる大きな木なども無いので、革靴やハイヒールで訪れるのは絶対に無理ですね。
 
 
 

そして急斜面の道を過ぎると、最大の難所?のロープ伝いに下る岩場があります。でもこのロープは目印代わりに使われる黒黄色のトラロープと呼ばれるもので、全体重をかけたら切れてしまいそうでした。
 
 
 

ロープを頼りに岩場を下ると、ようやく足場が良くなって、岸壁に十字架が刻まれたキリシタン礼拝所跡が見えてきました。




画像の右上の岩壁には十字架が刻まれていて、ここは江戸時代の隠れキリシタンの礼拝所跡と言われていますが、岸壁の前はすぐに斜面となっていて、信徒が集まって礼拝を行うような広場は全くありません。こんな場所なので禁教令が出ていた江戸時代にも見つからずに残ったんでしょうね?




岩に刻まれた十字を近くで見ると、ノミの痕がはっきり分かるほど力強く鮮明に刻まれていました。岩に刻まれた十字といえば 臼杵市野津町の磨崖クルス  が有名ですが、臼杵市のものは絵柄が浮かび上がった陽刻なのに対して、こちらは絵柄が窪んだ陰刻でした。
 
 
 

3つある木柱のうち2つは文字がかすれてよく読めませんでしたが、真ん中の1本には ゛二つの十字が彫られ・・・ ゛ と書かれていたので、さっそく周囲を探してみました。




もう一つの十字がどこに刻まれているのか、説明文も目印となるものも無かったので、周辺をしばらく探してようやく見つけたのが、画像の右上に写っている小さな十字です。このすぐ下にはぽっかりと穴が開いていたので、もしかしたらここにはかつてマリア像が安置されていたのかもしれませんね? 
     
  
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