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前記事で「道の駅 香春(かわら)」を載せましたが、この日最初に訪れたのは行橋市の山中にある古代山城跡です。


この日は筑豊方面へ出かけたので早朝にお家を出発して、行橋市の手前のみやこ町へ着いたのは、お家を出発して2時間ほど経った頃でした。最初の目的地の古代山城跡は県道58号から山中に入ったところにあるので、この標識の辺りから田んぼの中の道へと入りました。 




県道沿いには山城跡への小さな標識がありましたが、県道から田んぼの中を走る道へ入っても、「神籠石」と書かれた小さな標識がいくつも立っていました。神籠石(こうごいし)とは山の中に巨石が並べられた遺跡のことをいうそうです。




田んぼや民家が点在する道を抜けて、道路が登り坂の山道に差し掛かると、駐車場があって国指定史跡「御所ヶ谷 神籠石(ごしょがたに こうごいし)」と刻まれた石碑がありました。




駐車場からはさらに山奥へと道が続いています。この道は車同士がすれ違えないほど道幅で、手前の駐車場には数台の車も停まっていましたが、目的地の「御所ヶ谷 神籠石」は、ここから数百mほど先にあるので車で登ることにしました。この辺り一帯は「御所ヶ谷 住吉池公園」になっていて、途中にも駐車場がありますからね。




この時は運よく対向車に会うことも無く、車道の行き止まりまで行くことができました。道路の行き止まりはちょっと広くなった駐車場所になっていて数台ほどの車が停められそうでした。




ここからは徒歩で「御所ヶ谷 神籠石」まで向かいますが、遊歩道の入口には見学者が自由に持ち帰れるパンフレットも置かれていました。




遊歩道を歩き始めるとすぐに、この様な看板が立てられていました。ここは古代山城の石垣などが残る御所ヶ岳(ホトギ山)全体が国指定史跡になっているようでした。




遊歩道は足場のいい歩き易い道でしたが、遊歩道の斜面側には鮮やかな緑色をした髭のような植物が繁っていました、この植物は熱帯地方に分布する「ヒモヅル」というシダ科の植物で、福岡県ではここでしか生息が確認されていない絶滅危惧種だそうです。




遊歩道を数分も歩くと、遊歩道から分かれて渓谷の対岸へ渡る木製の橋が見えてきました。




この木製の橋を渡ると目の前には「御所ヶ谷 神籠石」の石垣が見えてきます。この遺構は「御所ヶ谷 神籠石 中門」というそうで、谷を30mに亘って石塁で塞いで城門を設けたものだそうですが、よく見ると石垣は2段になっていて、下部には排水溝のようなものも見えます。




そして石垣はすき間なく垂直に積み重ねられていて、戦国時代のお城の石垣にも見られないような緻密さでした。しかもこの石垣が造られたのは1300年以上も前の飛鳥時代といわれています。




この石垣は上部に登れるようになっていたので石垣の上から下を眺めると、石垣が2段になっているのがよく分かりました。




そして渓谷を挟んだ対岸には向きの違う石垣がありました。この石垣の下を遊歩道が通っていますが、中門といわれる城門も遊歩道の辺りにあったんでしょうね?




石垣の裏側を見ると、石を緻密に積み重ねた表側とは対照的に、この様に不規則な岩が乱雑に積まれたような感じでした。
「御所ヶ谷 神籠石」は本格的な発掘調査が行われてなくて、正確な築造時期も不明ですが、唐からの防衛のために九州の各地に築かれた防人(さきもり)が守る山城のひとつだったといわれているそうです。




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