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不思議な形をした円墳のオブサン古墳の見学をしたら、すぐ近くにあるチブサン古墳へと向かいました。


オブサン古墳の前にはチブサン古墳の案内板もあって、チブサン古墳へはここから一旦車道へ出て緩やかな坂道を下って行くようでした。




車道を百数十mも下って行くと「国指定史跡 チブサン古墳」と書かれた看板が見えてきました。




看板の横には細い道が続いてチブサン古墳へ行けるようでしたが、看板の反対側の面には何も書かれてなかったので、車道を下から車でやって来たら、気付かずに通り過ぎてしまうかもしれませんね?




チブサン古墳へと続く細い道を100mも歩くと、よく手入れされた芝生広場の中に前方後円墳が見えてきました。これが国の史跡に指定されている全長45m、後円部の直径23m、高さ7mで、6世紀の古墳時代後期に築造された「チブサン古墳」です。




古墳の前を通って後円部の南側から古墳を眺めると、石室への入口の羨道が見えますが・・・




ここにはこの様な看板が立てられていて、近くにある山鹿市立博物館に申し込めば内部の見学も可能でしたが、見学は午前10時と午後2時の2回だけで、わずかな金額ですが見学料も必要なようでした。




ここが石室への入口です。今は厳重に施錠されていて内部へ入ることができず、内部は温度、湿度などの管理がされているそうです。




すぐ近くにはオブサン古墳と同じように出土品のレプリカが展示されていました。




ガラスケースの中には円筒埴輪などが展示されていて、その右には前方部と後円部の境に立っていたやっこだこ型の石人(せきじん)のレプリカが展示されていました。




そしてその横には石棺のレプリカもありました。




チブサン古墳の一番の特徴は石棺の壁面に赤、白、黒で鮮やかに描かれた丸や四角、菱形などの幾何学的な模様です。




石棺の奥壁の中央部には目玉のような模様が見えていますが、これが女性の乳房のようにも見えることから、古来より乳の神様と崇められていて、乳さん ⇒ チブサンと呼ばれるようになったそうです。




側壁にもびっしりと紋様が描かれていて、頭から3本の角が生えた宇宙人のような絵もありました。この地域一帯には装飾古墳がたくさんあって、近くには装飾古墳のレプリカを集めた熊本県立装飾古墳館もありますが、チブサン古墳は日本でも有数の装飾古墳のひとつといわれています。




これは出土品のレプリカの展示場所にあった実際のチブサン古墳の石室内の写真です。ここに展示されているレプリカの石棺とは天井石の形が違うような気もしますね。
以前訪れた熊本県和水町(なごみまち)の「江田船山古墳(えたふなやまこふん)」も国指定史跡でしたが、温度管理された石室内はガラス越しに誰でも自由に見れるようになっていたので、チブサン古墳もその様にしてもらえればありがたいですね。




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