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三角西港を出発したら宇土市を経由して熊本市内へ向かいます、
 

帰り道は宇土半島の北側を走る国道57号線を通って今回の旅の最後の目的地で熊本地震で大きな被害を受けた熊本城を目指します、
 
 
 

この時間帯はちょうど干潮だったので国道沿いに見える有明海には干潟が広がっていました、これで天気がよければ最高なんですが空は今にも雨が降りそうなほど曇っていてPM2.5も酷くて遠くの景色はほとんど見えませんでした、
  
  
  

12月にここを訪れた時にもブログに載せましたが干潮時だけに姿を現して沖へ向かって真っ直ぐに伸びるこの道は干満の差が大きい遠浅の有明海ならではのもので何度見ても不思議な光景ですね、
 
 
 

そして干潟には前回訪れた真冬には見れなかったムツゴロウが暖かくなって姿を現して干潟の上をヒレを大きく広げて飛び跳ねていました、
 
 
 

国道57号線が海岸沿いから宇土市街地へ入ると防災拠点となるべき役場が被災した事でニュースでも話題になった宇土市役所の本庁舎が見えてきました、でもこの角度から見ると地震による大きな被害を受けているようには見えなかったんですが・・・
 
 
 

ちょっと角度を変えてみたらこんなに激しく変形していました、市役所の周囲にはビルや一般の家屋も多くありましたがあまり大きな被害を受けている様子は無くて鉄筋コンクリートで頑丈そうな市役所だけが何で大きな被害を受けたんでしょうね?
  
   
  

宇土市を通り過ぎて国道57号線から国道3号線へ入り熊本市内を走っていると柱が折れて大きく傾いた建物が目に飛び込んできました、ここは自動車販売店の熊本本店だそうです、
 
 
 

さらに国道3号線を熊本市街地へ向けて走っていると正面に熊本のシンボルの熊本城と加藤清正像が見えてきました、でもここからでは地震によって大きな被害を受けた様子はよく判りませんでした、
  
   
   
  
  

熊本城の二の丸駐車場に車を停めました、震災の影響で観光客はあまりいないのかと思いましたが意外にもたくさんの車が停まっていました、
 
 
 

 車から降りたりゅう君はさっそくお散歩です、ここからはシャトルバスも出ているようですね、
 
 
 

城彩苑、桜の馬場と二の丸駐車場を結んでいる無料シャトルバスは5月12日には再開していてバスには何人もの観光客が乗っていました、りゅう君がいなければこのバスに乗って別の角度からも熊本城を見たかったんですが・・・
  
  
  

ここは二の丸駐車場から熊本城の天守へと続く大手門の手前ですが立入禁止のバリケードがあってここから先は入る事が出来ませんでした、
 
 
 

望遠で撮影したら大手門から本丸へと続く通路にある武者返しと呼ばれる石垣が崩れて通路を塞いでいました、熊本地震は前震も本震も夜に発生しましたがこれが観光客で賑わう昼間だったら大変な被害が出ていたでしょうね、
 
 
 

天守前の広場へも行けないのでりゅう君は二の丸広場でお散歩です、




二の丸広場から見た熊本城です、左から宇土櫓、小天守、大天守です、
 
 
 

手前の宇土櫓とその奥の小天守はしゃちほこも瓦もそのまま残っていて地震によって大きな被害を受けているようには見えませんでしたが・・・
  
  
   

大天守はほとんどの瓦としゃちほこも落下しています、でもこれは地震が起きた時に重い瓦によって建物が損傷するのを防ぐためにわざと瓦が落ちるように設計されていて当時の最先端の耐震技術が使われていたそうです、それにしても痛々しい姿ですね、
  
  
  

少し角度を変えて眺めた左から小天守、宇土櫓、大天守です、
 
 

でもちょっと下を見ると宇土櫓の手前の石垣は大きく崩れています、
 
 
 

二の丸広場にはこの様なガードがあってお堀の近くまでは行けませんがりゅう君はバリケードギリギリのところを歩きながらお城の見学です、向こうに見えているのは戌亥櫓(いぬいやぐら)ですが宇土櫓の手前で崩壊した石垣はここまで続いて崩れていました、
 
 
 

そして戌亥櫓も建物は無事でしたが周りの石垣は大きく崩壊していました、




ニュース等では飯田丸五階櫓(いいだまるごかいやぐら)の一本足の石垣でかろうじで櫓を支えている姿がよく報道されていましたが戌亥櫓も一本足の石垣で頑張って櫓を支えていました、




駐車場にはこんな車も停まっていました、7月24日は加藤神社に祀られている加藤清正にちなんだ 『清正公(せいしょこ)まつり』 が行われる日ですが震災復興のためにも今年もぜひ開催してほしいものですね、
 
 
 

熊本城を後にしてお家へ向かっている時に信号待ちで何気なく隣の車をみたら 『がんばろう、熊本!!』 の文字が見えました、熊本城も一本足の石垣で頑張っていましたが熊本県民も復興に向けて頑張っているんですね、
 
 
 

熊本市内を抜けて国道57号線の迂回路のミルクロードまで戻って来ると道路は大渋滞でした、
 
 
 

峠付近から下を眺めたら国道57号線の迂回路入口の赤水付近から峠の頂上にかけて車列が連なっていました、国道57号線は大分と熊本を結ぶ交通の大動脈なので早く修復して欲しいものですね、
 
 
 

大渋滞のミルクロードから国道57号線の手前の踏切まで来ました、でも昨日停まっていた電車の姿は無くてレールもアスファルトで埋められて踏切の拡幅工事を行っているようでした、これでもうここを電車が通る事は出来ませんがJR豊肥本線は再開の目処が全く立っていませんからね、




国道57号線へ出たら後はひたすらお家へ向かって走ります、りゅう君は久しぶりの一泊旅行で疲れが出たのかもうウトウトです、
熊本城は修復工事が始まるとシートで覆われてその姿を見る事が出来なくなると思うので近いうちにもう一度訪れたいですね。






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Comment
1
石垣、凄いことになっているよねぇ〜、りゅうくん。
こりゃあ、凄い!!!と言うか、悲惨ですよねぇ〜。
こういうのは現代の機械を使っても、昔の方が出来が良いらしいですよね。
どうなることですかねぇ〜、職人さんが、少なくなってというか?、いないというか??大変な事態ですからね。

渋滞も凄いですねぇ〜、これを見ただけでも二の足を踏む人が
多くなってきそうですよ・・・厳しいナァ〜!!!

むつごろう、最近取られる漁師さんもいなくなってきたようですね。
ムツゴロウも鈍感になってきて、観光客にムツかけで
取らせているようですよ。

RE.1
こんにちは、びびさん
熊本城の現状を目の当りにしたらかなり悲惨な状態でしたがこれでも被害のほんの一部だけなんですよね、
修復には10年以上かかるとも言われているので今は夜間ライトアップされている天守もシートに覆われてしばらくは見れなくなるかもしれませんね、
あの一本足の石垣はかなり感動?しました、ニュースでは飯田丸五階櫓のほうだけしか報道されていませんが・・・

国道57号線がミルクロードへ迂回するようになって所要時間が一時間ほど余分にかかるようになって熊本県がとっても遠くなってしまいました、

ムツゴロウも久しぶりに見ましたねぇ~、あのユーモラスな姿を見ると何故か太良町の竹崎カニを食べたくなるんですよね(笑)

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