今年も佐賀関半島にアサギマダラがやって来たので見物に行きました。
佐賀関半島先端部の関崎を目指して国道197号線の海岸沿いを走っていると、遠くに四国の佐田岬が見えました。最近ではPM2.5の影響などでいつも空気が霞んでいるので珍しい光景です。
佐賀関町に到着して関崎へと続く山道を走っていると、道路の両側にアジサイの植えられているところありますが、今は秋なのにアジサイの花が咲いていました。アジサイって梅雨時に咲くイメージがありますが、秋に咲くアジサイもあるんですね。
アジサイの花を眺めながら細い山道を登って行き、毎年アサギマダラが渡りの途中で休憩する関崎海星館に到着しました。この日は道中でも四国が見えましたが、画像の奥のほうに島のように見えるのが四国の佐田岬です。
眼下には関崎灯台が見えていますが、今年は日本で最初の洋式灯台が初点灯して150周年になるのと、海上保安庁法制定70周年になる記念すべき年です。そして関崎灯台も灯台記念日のイベントとして11月3日には内部を一般公開します。
四国の佐田岬を望遠で撮影したらこんなに近くに見えました。佐賀関半島から四国がこれだけはっきりと見えたのは久しぶりです。
そして豊後水道では佐賀関港 ⇔ 愛媛県三崎港を結ぶ国道九四フェリーがちょうどすれ違うところでした。
関崎海星館では一年を通して色んな花が植えられていますが、この時季は一年でも最も花の少ない時季で、斜面にはほとんど花が見られませんでした。
でもこの斜面もよく見たらスイセンがたくさん芽を出していました。ここでは毎年1月~2月にかけて3万5千本のスイセンが咲き誇ります。
秋の渡りの途中で休憩に寄って来るアサギマダラの好物はフジバカマですが、ここでは遊歩道沿いなどにわずかに植えられているだけです。
でも数千kmの旅をするといわれるアサギマダラは豊後水道を渡って、広い九州の中のこのわずかな場所に植えられたフジバカマに寄って来ます。不思議ですね。画像には4匹以上のアサギマダラがいるのが分かるでしょうか?
アサギマダラはこのブログで何度も紹介していますが、アサギマダラの名前の由来となった浅葱色(あさぎいろ)はごく薄い藍色か明るい青緑でとっても上品な色ですね。
これがフジバカマの花ですが、紫色の小さな花をつけた特に目立つ花でもないのにアサギマダラはこの花だけを求めて集まって来ます。フジバカマやスナビキソウには毒があるので、その毒を体内に取り込むことによって鳥などから身を守っていると言われています。
フジバカマの花の蜜を吸おうとしているアサギマダラです。2本の真っ直ぐに伸びた触角の間から逆U字の形をしたものが見えますが、これが花の蜜を吸う口吻でしょうね。
関崎海星館ではもう一ヶ所フジバカマが植えられているところがあります。ここは遊歩道のある斜面よりもフジバカマがもっと少なくて、他の花などと一緒に植えられた花壇ですが・・・
こんな狭い場所に植えられたフジバカマにもアサギマダラはやって来ていました。一体どうやってフジバカマを見つけるんでしょうね?
春に花が咲く 『すなびき草』 にはたくさんのアサギマダラが集まりますが、秋に花が咲くフジバカマに集まるアサギマダラはちょっと少ないんですよね。すなびき草に集まるアサギマダラは 過去の記事 をクリックして下さいね。
年間を通じてきれいな花が咲いて、春と秋にはアサギマダラが飛来する関崎海星館ですが、ここは太平洋と瀬戸内海を結ぶ豊後水道の最狭部なので、太平洋戦争中には砲台も設置されていましたが、今では雑草が茂って看板も朽ち果てて読めないのがちょっと残念ですね。
ここからは大分市の臨海工業地帯を望むこともできます。佐賀関町は平成の大合併以前は北海部郡(きたあまべぐん)佐賀関町でしたが、今では合併によって大分市の一部となっています。それに伴って有名な関あじ、関さばも大分市ブランドになったんですよね。
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佐賀関半島先端部の関崎を目指して国道197号線の海岸沿いを走っていると、遠くに四国の佐田岬が見えました。最近ではPM2.5の影響などでいつも空気が霞んでいるので珍しい光景です。
佐賀関町に到着して関崎へと続く山道を走っていると、道路の両側にアジサイの植えられているところありますが、今は秋なのにアジサイの花が咲いていました。アジサイって梅雨時に咲くイメージがありますが、秋に咲くアジサイもあるんですね。
アジサイの花を眺めながら細い山道を登って行き、毎年アサギマダラが渡りの途中で休憩する関崎海星館に到着しました。この日は道中でも四国が見えましたが、画像の奥のほうに島のように見えるのが四国の佐田岬です。
眼下には関崎灯台が見えていますが、今年は日本で最初の洋式灯台が初点灯して150周年になるのと、海上保安庁法制定70周年になる記念すべき年です。そして関崎灯台も灯台記念日のイベントとして11月3日には内部を一般公開します。
四国の佐田岬を望遠で撮影したらこんなに近くに見えました。佐賀関半島から四国がこれだけはっきりと見えたのは久しぶりです。
そして豊後水道では佐賀関港 ⇔ 愛媛県三崎港を結ぶ国道九四フェリーがちょうどすれ違うところでした。
関崎海星館では一年を通して色んな花が植えられていますが、この時季は一年でも最も花の少ない時季で、斜面にはほとんど花が見られませんでした。
でもこの斜面もよく見たらスイセンがたくさん芽を出していました。ここでは毎年1月~2月にかけて3万5千本のスイセンが咲き誇ります。
秋の渡りの途中で休憩に寄って来るアサギマダラの好物はフジバカマですが、ここでは遊歩道沿いなどにわずかに植えられているだけです。
でも数千kmの旅をするといわれるアサギマダラは豊後水道を渡って、広い九州の中のこのわずかな場所に植えられたフジバカマに寄って来ます。不思議ですね。画像には4匹以上のアサギマダラがいるのが分かるでしょうか?
アサギマダラはこのブログで何度も紹介していますが、アサギマダラの名前の由来となった浅葱色(あさぎいろ)はごく薄い藍色か明るい青緑でとっても上品な色ですね。
これがフジバカマの花ですが、紫色の小さな花をつけた特に目立つ花でもないのにアサギマダラはこの花だけを求めて集まって来ます。フジバカマやスナビキソウには毒があるので、その毒を体内に取り込むことによって鳥などから身を守っていると言われています。
フジバカマの花の蜜を吸おうとしているアサギマダラです。2本の真っ直ぐに伸びた触角の間から逆U字の形をしたものが見えますが、これが花の蜜を吸う口吻でしょうね。
関崎海星館ではもう一ヶ所フジバカマが植えられているところがあります。ここは遊歩道のある斜面よりもフジバカマがもっと少なくて、他の花などと一緒に植えられた花壇ですが・・・
こんな狭い場所に植えられたフジバカマにもアサギマダラはやって来ていました。一体どうやってフジバカマを見つけるんでしょうね?
春に花が咲く 『すなびき草』 にはたくさんのアサギマダラが集まりますが、秋に花が咲くフジバカマに集まるアサギマダラはちょっと少ないんですよね。すなびき草に集まるアサギマダラは 過去の記事 をクリックして下さいね。
年間を通じてきれいな花が咲いて、春と秋にはアサギマダラが飛来する関崎海星館ですが、ここは太平洋と瀬戸内海を結ぶ豊後水道の最狭部なので、太平洋戦争中には砲台も設置されていましたが、今では雑草が茂って看板も朽ち果てて読めないのがちょっと残念ですね。
ここからは大分市の臨海工業地帯を望むこともできます。佐賀関町は平成の大合併以前は北海部郡(きたあまべぐん)佐賀関町でしたが、今では合併によって大分市の一部となっています。それに伴って有名な関あじ、関さばも大分市ブランドになったんですよね。
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Comment
RE.1
こんにちは、ろびんママさん
関崎海星館はお家からもそう遠くないので、毎年春と秋にはアサギマダラの見物に行っていて、我が家の恒例行事のようになっています(笑)
りゅう君とも数え切れないほどここを訪れました。
最近では各所でフジバカマ、スナビキソウを植えてアサギマダラを呼び寄せているようですね。
りゅう君とも数え切れないほどここを訪れました。
最近では各所でフジバカマ、スナビキソウを植えてアサギマダラを呼び寄せているようですね。
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