忍者ブログ
水の子島海事資料館の見学をしたら、来た道を少しだけ戻って九州本土最東端の岬に建つ 「鶴御埼灯台」 へと向かいます。


鶴御崎半島の先端部へは右の道を登って行きますが・・・




ここには真新しい看板が立てられていて、今見学したばかりの 「水の子島 海事資料館」 の他に、これから向かう 「鶴御崎自然公園」 の看板もありましたが、その下には〝 レストハウス〝 や〝 ビジターセンター〝 と書かれていました。でもここから先には人家も、人が常駐するような施設も無いはずなんですよね。




しばらくクネクネの山道を登って行って、道路がピークを過ぎて下り坂になると、「鶴御埼灯台」 と、その向こうには果てしなく広がる太平洋が見えてきました。




坂道を数分も下ると左にはトイレがあって、右には広い駐車場があるところへ出ます。この道をさらに進むと 「鶴御埼灯台」 へと至りますが、車はここから先には進めないので、駐車場に車を停めて、まずはトイレの横にある雑木林の遊歩道へと向かいます。




うっそうと樹木が茂った遊歩道を10分も進むと、急に視界が開けて九州本土最東端の岬に建つ 「鶴御埼灯台」 が上の方に見えてきました。鶴御埼灯台については次のに記事で詳しく説明しますが、画像の左端の白く岩肌が見えている辺りに 「九州本土最東端」 の木柱があります。




厳密には本当の九州本土最東端の地は、この崖を下った波打ち際になると思うんですが、一般の人はこんな断崖絶壁を下るのは危険で行くことができませんからね(笑)




この遊歩道からは昭和17年に造られた 「鶴見崎第一砲台」 の4つの砲台跡を見物することができます。鶴見崎第一砲台は、前記事でも少し触れた 「丹賀砲台」 の爆発事故後に急きょ造られた砲台です。まず最初に見えてくるのは入口が土砂でほとんど埋まった砲台跡です。




堆積した土砂の斜面を慎重に登って内部を覗いて見ると、岩肌がむき出しの洞窟のようで、奥のごく一部だけコンクリートで補強されていました。いかにも急ごしらえで造った感じの砲台跡ですね。




次に見えてきた砲台跡は開口部がはっきりしていて、最初の砲台跡よりも若干コンクリート部分が入口側まで伸びていましたが、ここも側面、天井は掘削された岩肌がむき出しでした。そして内部には天井から崩れ落ちたんでしょうか?多量の大きな岩石が転がっていました。




その次に見えてきたのは天井部分がアーチ状にコンクリーで補強された砲台跡ですが、入口付近には崩落した多量の岩石が積み重なっていて、立入禁止?のロープが張られて内部に入ることはできませんでした。




腕をいっぱいに伸ばして内部を撮影すると、全体がコンクリートで補強されていて、まともな形をした砲台って感じでした。でもコンクリートの表面を見たら、木片が埋め込まれていたりして、いかにも突貫工事でコンクリートを打設したような感じでした。




遊歩道の行き止まりには4つ目の砲台跡がありましたが、ここは今まで見てきた3つの砲台跡と違って、開口部付近には崩落した岩石や、堆積した土砂も無く内部へ入ることができました。




内部へ入ってみると、大砲(15cm カノン砲)を据え付けた砲床の跡も一部ですが残っていました。




打設されたコンクリートを近くで見ると、セメント不足を補うためなのか?多量の砂利や周辺にある岩なども混ぜ込まれていて、手で触るとボロボロ崩れそうで、とても強度があるとは思えませんでした。
豊後水道(豊予海峡)は太平洋から瀬戸内海へと続く海上交通の要衝なので、太平洋戦争中には大分県、愛媛県の13ヶ所に46門もの砲が設置されていたそうで、一部は観光地化されているところもありますが、鶴見崎第一砲台跡は崩落が激しいので、将来的には岩石や土砂で埋まってその姿を見ることができなくなるんでしょうね?



ランキングに参加しています。ポチッとお願いします。 
                      
 
 にほんブログ村 旅行ブログ ペット同伴旅行へ      にほんブログ村 旅行ブログ 車旅(国内ドライブ)へ
 にほんブログ村       にほんブログ村





PR
Comment
Trackback
Comment form
Title
Color & Icon Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字  
Comment
Name
Mail
URL
Password
ブログ内検索
最新CM
[07/20 NONAME]
[07/19 NONAME]
[07/17 NONAME]
P R