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今回は大分県南の佐伯市へ出かけました。
 

今回訪れたのは佐伯市の海岸部にある濃霞山(のうかやま)です。ここは今では濃霞山公園として市民に親しまれていますが、戦前から戦中にかけては佐伯海軍航空隊の関連施設として佐伯防備隊が設置されていたので、濃霞山の山中にもたくさんの戦争遺構が残っています。
 
 
 

濃霞山はもともとは野岡山と呼ばれていましたが、佐伯海軍航空隊が設置されてからは、霞に漂う山容から濃霞山と呼ばれるようになったそうです。濃霞山は標高がわずか61mのとっても低い山ですが、今回訪れてみると、駐車場が整備されていました。そして画像に写っている樹木の生い茂った中に多くの戦争遺構が残っています。




駐車場のすぐ横にもたくさんの戦跡がありますが、これは 『掃海部』 と刻まれていて、すぐ下にはトンネルのような穴がありました。




こちらは 『砲術科』 と刻まれていて、ここもすぐ下には土砂で入口がほとんど埋もれた洞窟のような穴がありました。駐車場のすぐ横の斜面にはこの他にも 工業部や内務科〇〇部などと石に刻まれた洞窟がずらりと並んでいました。濃霞山全体が要塞化されていたようですね。




これから濃霞山の山頂を目指しますが、登り始めるとすぐに正面にコンクリートの構造物が見えてきました。




案内板によるとここは防備隊防空指揮所跡だそうです。




ここは内部へも入れるようですが、中にはゴミなどが散乱していてちょっと不気味な雰囲気だったので入口から腕を伸ばして内部の撮影をしました。駐車場の横にあったトンネルも内部にはゴミのようなものが散乱していましたが、貴重な戦跡なのでもう少し整備をしてくれたらありがたいですね。




登山道?を登り始めるとすぐに視界の開けたところへ出ます。濃霞山は標高がわずか61mのとっても低い山ですからね。




ここは濃霞山の北展望台です。この右側は一段高くなった広場になっていて、ここが山頂のようでしたが、広場の中央付近には二か所の丸い窪みがあったので、かつてはここに砲台でも設置されいたんでしょうか?濃霞山へはりゅう君と一緒に登ったこともありますが、その時は雑草が生い茂っていてほとんどの戦跡は見ることができなかったんですよね。




北展望台からは眼下に造船所が見えます。濃霞山には南展望台、北展望台、東展望台と三か所の展望台がありますが、東展望台からは造船所のドックが正面に見えて、進水式の絶景ポイントなんですよね。でもここは現在電力会社が工事を行っていて立入禁止でした。




この日は生憎空気が霞んでいましたが、展望台からは佐伯湾の湾口から豊後水道(太平洋)にかけての素晴らしい景色が望めます。そして手前の女島(めじま)岸壁には一隻の護衛艦が停泊していました。




護衛艦を望遠で撮影してみました。画像からはちょっと分かり難いですが、艦番号154と書かれたこの船は横須賀を母港とする 『 護衛艦 あまぎり 』 です。
濃霞山を下ったら女島岸壁へと向かって、『護衛艦 あまぎり』 をもう少し間近で見物です。
  
  
  
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