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これから固体燃料ロケット打上げ施設の見学です、


標識には内之浦ロケットセンターと書かれていますが正式名称は内之浦宇宙空間観測所(JAXA)といって日本に二ヶ所あるロケット発射場のひとつで固体燃料ロケットを発射する施設です、ここでは一昨年イプシロンロケットの打上げを成功させています、もう一箇所は液体燃料ロケットのHー2Aを打上げる種子島宇宙センターです、




厳重な警備で一見入り難い雰囲気ですが門の手前にある駐車場所に車を停めて歩いて門衛所で受付をすると入門証を手渡されます、受付のおじさんたちはとっても親切で感じのいい人たちでした、




受付を済ませたら車に戻って門衛所の前で一旦停止してバーが上がるのを待ちます、




バーが上がったら場内へ入り見学開始です、受付で手渡された入門証はダッシュボードのよく見える位置に置いています、




これは入口にあった場内の大きな案内図ですが同じものが書かれた施設見学マップを門衛所でもらえるのでそれを見ながら広い敷地内の見学ルートを車で進みます、

  
 

まず最初に見えてくるのが日本の宇宙開発の父といわれている糸川英夫博士の銅像です、この銅像は博士の生誕100周年を記念して2012年に建てられたそうです、




見学マップに従って糸川博士の銅像の前を右に進んで次の見学場所のKSセンターへ移動です、場内はとても広いですがすべてマイカーで移動するので楽チンです(笑)




KSセンター(観測ロケット発射場)は大きなコンクリートの建物?がある広い場所です、この時には何の建物か分からなかったんですが・・・




最後に見学した宇宙科学資料館にあったパネル写真によるとこのコンクリートの建物はランチャードームと呼ばれて中にロケットが格納されていて発射時には前後左右の扉と天蓋が開いてロケットが出てきて発射されるそうで日本初の人工衛星おおすみもここから打上げたそうです、




Sー520ロケットです、Sー520という名称は単段式固体燃料ロケットで直径が520mmを表しているそうでこれは一号機の実物大模型です、




ここにはMー3S(ミュー3エス)ロケット3号機の実物大模型もありました、このロケットは科学衛星打ち上げ用の3段式固体燃料ロケットで3号機はX線天文衛星てんまを打上げたそうです、




M-3S(ミュー3エス)ロケットの説明板です、このロケットは4号機まで打上げられてすべて成功しているんですね、




KSセンターの見学が終わったら次の見学場所へ移動です、正面左手は衛星追跡センターですが建物の前には何台もの車が停まっていたので中では何かの仕事をしているんでしょうね、
 



衛星追跡センターは車で通り過ぎながら見学しただけですがここには直径34mの巨大なパラボラアンテナがありました、 


 

場内には至るところにこんな標識があるので迷わずに移動が出来ます、でもこのすぐ右はコントロールセンターなんですが見学してよいのか分からなかったのでパスしました、構内にはたくさんの監視カメラが設置されているので立入禁止区域に入ったら怒られちゃいますからね(笑)
 
 
 

直径20mのパラボラアンテナがある衛星ヶ丘(ほしがおか)展望台へ到着です、すべての見学施設がこんな感じで車を横付けして歩いて見学できます、
 
 
 

パラボラアンテナは真下から見上げたらとても巨大でした、これで直径が20mですから先ほどの衛星追跡センターの直径34mのパラボラアンテナを真下から見上げたらかなりの迫力でしょうね、




ここはとても見晴らしがよくて画像には写っていませんが右手の山の上にはイプシロン管制センターらしき建物も遠くに見えました、そして手摺の向こう側にはイプシロンロケットを打上げたM(ミュー)センターが見えています、




手摺の上から撮影したM(ミュー)センターと呼ばれる大型ロケット発射場です、前方には島影も見えない太平洋が果てしなく広がっていて何の障害物も無いのでここがロケット発射場に選ばれたんでしょうね、
 
 
 

Mセンターを望遠で撮影してみました、ここはこの後見学しますがこの建物のように見える整備塔の中にロケットが格納されていてロケット発射時には海に面した部分が開いて整備塔の左下にある発射装置が回転して中からロケットが出てくるようになっています、




衛星ヶ丘展望台の見学が終わったら一旦門衛所から場外へ出て宇宙科学資料館の横に架かる橋を渡ってM(ミュー)センターへ行きます、でも入門証はまだダッシュボードの上に置いたままです、




一旦場外へ出たので道路の向かい側にある公衆トイレへ行きます、




トイレ入口の男女別マークも宇宙服を着た男性と女性でした(笑)




トイレを済ませたらこの橋を渡ってMセンターへ行きます、でもこの先はイプシロンロケットの組立から発射までを行う最先端設備なのに一般道から何の障害もなしに簡単に入れます、無用心な気もするんですが・・・




Mセンターへ到着です、整備塔は目の前で見るとやっぱり巨大ですね、でも手前にはフェンスがあるのであまり近くまでは行けません、ここからイプシロンロケットが発射されたんですね、




これは資料館に展示されている整備塔の模型ですがロケット発射時には海側の巨大な扉がこのように開きます、




そして発射装置が回転して整備塔の中からロケットが出てきて打上げられます、ロケットは垂直にも打上げできるそうですが万が一のトラブルに備えて海側に斜めへと向けているそうです、




M-V(ミューファイブ)ロケット一号機が整備塔のすぐ横に展示されていました、このロケットは人工衛星や惑星探査機を打上げる3段式の全段固体燃料ロケットで世界でも最大級の固体燃料ロケットです、3号機は火星探査機のぞみを5号機では小惑星探査機はやぶさを打上げています、




駐車場には別のロケットも展示されていました、




このロケットで日本初の人工衛星おおすみを打上げたんですね、




Mセンターの見学が終わったら場外の駐車場へ車を停めて門衛所へ入門証を戻してから宇宙科学資料館の見学です、




宇宙科学資料館の入口にはJAXA(ジャクサ=宇宙航空研究開発機構)のマークがありますがテレビドラマの下町ロケットではJAXS(ジャクス?=宇宙科学開発機構)なんですよね(笑)、ちなみにドラマの中の帝国重工のモデルは液体燃料ロケットのH2Aを手がけている三菱重工じゃないかといわれています、




さっそく資料館の中へ入りました、ここは5階建ての建物で最上階から下へと見学をするようになっています、そして建物の中央部には世界で最初に人工衛星を打上げたスプートニクロケットの実物大の模型が展示されています、




これは糸川英夫博士が主導して実験の行われた戦後初の実験用ロケットです、ペンシルロケットと呼ばれてわずか20~30cmの大きさですがこれから日本のロケット開発が始まったんですね、




資料館には色んな展示物があってゆっくり見学したら一時間上はかかりそうでしたがここから今夜のお宿まではまだ距離があるので早々に見学を切り上げてここを出発したら大隅半島を横断して垂水市へと向かいます。











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