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昭和の町を出発したら県道29号を走って、今夜のお宿がある国東半島の中央部を目指します。


しばらく県道29号を国東半島の中央部へ向かって走っていると、道路沿いに広い駐車帯と観光案内の看板が見えてきたので、ここに車を停めて少しだけ休憩をしました。




ここには文字がかすれてよく読めない大きな看板がありましたが、よく見ると「青宇田(あうだ)画像石」と書かれているのが薄っすらと分かりました。「画像石」というのは初めて聞く名前ですが、どこに「青宇田画像石」があるんだろうか?と周辺を探していると・・・




集落の一角に画像石と書かれた案内表示がありました。矢印の先は両側を民家に挟まれた狭い通路になっていて、その先には急な階段があったので、この階段を登った先に画像石があるようです。




急な階段を登ると比較的新しい白壁の建物と「県指定有形文化財 画像石 」と書かれた木柱がありました。でも建物は狭い高台に建てられているので、通路はとても狭くて正面からは建物の撮影ができませんでした。




建物の前には「青宇田(あうだ)石像四天王 」と書かれた四体の石仏がありました。でもこの四天王像は国東半島ではごく普通にあるような石仏で「画像石」じゃないようですね。




所蔵庫のような建物は入口に鍵がかかってなくて、誰でも自由に出入りできるようになっていたので、さっそく建物内に入ってみると、たくさんの石板が所狭しと展示されていました。




そしていくつかの石板には、その上に石板に刻まれている絵?のイメージ図と説明文が掲げられていました。




石板に刻まれている模様は長年風雨に晒された影響なのか?劣化してよく分からないものもたくさんありましたが、この石板はよく見るとたくさんのお坊さんが描かれているようでした。




石板の上に掲げられたイメージ図を見ると「阿羅漢図」と書かれて、12人のお坊さんが描かれていました。ちなみに羅漢とは仏教界において最高の悟りを得たお坊さんのことだそうです。




この収蔵庫には94枚の画像石が展示されているそうですが、もともとはこのすぐ上にあったお寺で彫られて収蔵庫の裏の崖に埋め込まれていたものだそうです。




収蔵庫の周辺にも石板や仁王像などがたくさんあって、ここには南北朝時代の末期に延命寺というお寺があったそうで、これらの画像石は当時の浄土教の教えを絵巻物風に数十枚の石板に刻んだ、全国的にも例を見ない貴重なものだそうです。



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