「三連水車の里 朝倉」の記事を先に載せましたが、「道の駅 原鶴」を出発して筑後川沿いの国道386号を進んでいると、右側に駐車場の看板が見えてくるのでここに車を停めました。
「三連水車の里 朝倉」は国道386号をここからまだ1.5kmほど進んだ先にあります。
ここにはこの様な標識が立っていて、この駐車場は筑後川に造られた山田堰と、飛鳥時代にこの地で亡くなった斉明天皇を仮埋葬したとの伝説が残る古墳を整備した木の丸公園の駐車場です。
駐車場に車を停めて国道386号を渡ったところには「山田堰展望広場」と書かれた看板と、そのすぐ下には筑後川が流れています。「山田堰」は前記事で載せた三連水車がある堀川用水への取水口があるところです。
山田堰展望広場は広さも充分にあるので、こちら側にも駐車場があったら、右側にある駐車場へ入るために対向車が途切れるまで待たなくて済むので、後続車の迷惑にもならなくて便利なんですけどね。
山田堰展望広場から「山田(井)堰」を眺めるよりも、百mほど下流側に行くと神社があって、こちらから眺めたほうが全体がよく分かります。一般的に「堰」というと、河川を横断する土手のようなもので水をせき止めて、水門で水量を制御する小さなダムの様な構造物を想像しますが、山田堰は石畳のような形状の低い堰が設けられています。そして画像ではちょっと分かり難いですが、この堰によって水流が3つに分かれています。
神社の境内にあった山田堰の説明板です。これによると筑後川には「山田堰」、「大石堰」、「恵利堰」と、3つの大きな堰があって、筑後川三大堰と呼ばれているようです。他の堰もいつか見物してみたいですね。
説明板を読んでから改めて山田堰を眺めてみました。3つに分かれている水流は、一番奥が南舟通し、中央が中舟通し、そして手前の緩やかな流れで水鳥が羽を休めているところが、砂利吐き口と堀川用水へと続く流れです。2つの舟通しはどちらも急流ですが、昔はここを帆掛け船が往来していたそうです。
一番手前の緩やかな流れは途中から狭い水路の砂利吐き口を経て、舟通しからの流れと直角にぶつかるようになっています。そして砂利吐き口へ流れずにそのまま川下へと緩やかに流れた水は、取水口を通って三連水車などがある堀川用水へと注いでいます。
二ヶ所の舟通しと砂利吐き口を出た水が合流するところです。山田堰の詳しい構造は分かりませんが、水流の激しい筑後川の水を山田堰によって、堀川用水へは緩やかな流れで取り込んで、舟通しでは急流によって土砂の堆積を防ぎ、さらに砂利吐き口の水流を舟通しの水流に直角にぶつけることによって、下流での水の勢いを弱めているんでしょうか?
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山田堰展望広場は広さも充分にあるので、こちら側にも駐車場があったら、右側にある駐車場へ入るために対向車が途切れるまで待たなくて済むので、後続車の迷惑にもならなくて便利なんですけどね。
山田堰展望広場から「山田(井)堰」を眺めるよりも、百mほど下流側に行くと神社があって、こちらから眺めたほうが全体がよく分かります。一般的に「堰」というと、河川を横断する土手のようなもので水をせき止めて、水門で水量を制御する小さなダムの様な構造物を想像しますが、山田堰は石畳のような形状の低い堰が設けられています。そして画像ではちょっと分かり難いですが、この堰によって水流が3つに分かれています。
神社の境内にあった山田堰の説明板です。これによると筑後川には「山田堰」、「大石堰」、「恵利堰」と、3つの大きな堰があって、筑後川三大堰と呼ばれているようです。他の堰もいつか見物してみたいですね。
説明板を読んでから改めて山田堰を眺めてみました。3つに分かれている水流は、一番奥が南舟通し、中央が中舟通し、そして手前の緩やかな流れで水鳥が羽を休めているところが、砂利吐き口と堀川用水へと続く流れです。2つの舟通しはどちらも急流ですが、昔はここを帆掛け船が往来していたそうです。
一番手前の緩やかな流れは途中から狭い水路の砂利吐き口を経て、舟通しからの流れと直角にぶつかるようになっています。そして砂利吐き口へ流れずにそのまま川下へと緩やかに流れた水は、取水口を通って三連水車などがある堀川用水へと注いでいます。
二ヶ所の舟通しと砂利吐き口を出た水が合流するところです。山田堰の詳しい構造は分かりませんが、水流の激しい筑後川の水を山田堰によって、堀川用水へは緩やかな流れで取り込んで、舟通しでは急流によって土砂の堆積を防ぎ、さらに砂利吐き口の水流を舟通しの水流に直角にぶつけることによって、下流での水の勢いを弱めているんでしょうか?
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