どこでも晴れたらワン歩

小池水源を出発したら南阿蘇鉄道の高森駅へと向かいました。


高森駅まで数百mのところまで来たら「高森阿蘇神社」と書かれた小さな標識が見えてきました。こんなところにも阿蘇神社があるの？って感じもしましたが、一度も訪れたことが無い神社なので高森駅へ寄る前にここへ行ってみることにしました。




高森駅とは反対方向に狭い道を数百mも走ると、うっそうと繁った木々の前に高森阿蘇神社の小さな鳥居と、駐車場の看板が見えてきたのでここに車を停めました。




駐車場に車を停めたらさっそく高森阿蘇神社へ参拝をしますが、小さな鳥居のすぐ横には一回り大きな鳥居があって、この石段を登った先に拝殿や本殿があるようでした。




鳥居の扁額を見ると長年の風雨で劣化しているのか？まったく文字が見えませんでした。高森阿蘇神社は元々は矢村社と呼ばれていたそうですから、もしかしたら扁額には矢村社と刻まれているのかもしれませんね？




参拝をする前に手を清めようと手水舎へ行ってみると、凍結防止にチョロチョロと出していた水が完全に凍結して太いつららのようになっていました。この日の阿蘇地方は－6℃まで気温が下がりましたからね。




鳥居を潜った先には拝殿がありますが、神社の境内には巨木がたくさんあって、拝殿の両脇にそびえている巨木は杉の木のように見えますが、これは南郷桧という桧の新品種だそうで樹齢は500年にもなるそうです。




拝殿の前から振り返って眺めた景色です。降り積もった雪には私以外の踏み跡が無くて、寒波が襲来してから初めての参拝者は私のようでした？




そしてここからは阿蘇山も目の前に見えました。高森阿蘇神社があるのは高森町ですが、高森町も阿蘇山の南側に位置しているので、南阿蘇村と同じような景色が見れるんですよね。




拝殿の前には一対の狛犬がいますが、こちらは拝殿に向かって右側の阿形の狛犬です。この狛犬は表情を見ても分かるように笑っているようなとてもユーモラスな表情をしているんですよね。




神社の狛犬というと獅子のような怖い顔をした狛犬が多いですが、高森阿蘇神社の狛犬は参拝者に微笑みかけているようで、思わず抱きしめたくなるほど可愛らしくて心が和みますよね。




こちらは向かって左の吽形の狛犬です。こちらの狛犬はこの角度から見ると普通の狛犬のようにも見えますが・・・




顔をアップで撮影したら歯をむき出していますが、この狛犬も怖さは全く感じ無くて、どことなく笑っているようなほのぼのとした顔に見えるのは私だけでしょうか？（笑）




お互いに向き合って笑っているような狛犬の前を通り過ぎたら拝殿に参拝です。




こちらは拝殿の奥にある本殿です。高森町にある神社といえば「上色見熊野座神社」がパワースポットとして最近では人気ですが、高森阿蘇神社もユーモラスな狛犬がいたり、巨木の繁った神秘的な雰囲気があってなかなか魅力的な神社ですね。



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