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これから義父のお墓参りに熊本県宇城市へ出かけます。


最近は全く遠出をしていませんでしたが、今回は義父のお墓参りに熊本県宇城市へ一泊で出かけます。早朝にお家を出発して国道57号線を順調に進んで阿蘇盆地へと入りましたが、青空の所々には雨雲のような低い雲が垂れ込めていて今にも夕立が降りそうな空模様です。
  
   
  

国道57号線をさらに進んでミルクロード入口交差点まで来ました。国道57号線はこの先で通行止めになっているので、ほとんどの車はここを右折して外輪山の峠越えのミルクロードで熊本市方面へと進みますが、私たちはこのまま国道57号線を真っ直ぐに進みました。




ミルクロード交差点を過ぎると通行する車は一気に減って走っている車をほとんど見なくなりました。
 
 
 

しばらくすると信号機のある交差点が見えてくるのでここを左折します。国道57号線はこのすぐ先で土砂崩れのために通行止めになっています。




国道57号線を左折してしばらくすると山の斜面が大きく崩落した生々しい傷跡が見えてきます。熊本地震当初はこの土砂崩れで阿蘇大橋が崩落したと報道されていましたが、実際には橋脚を支える地盤の大きな移動によって阿蘇大橋は崩落したそうです。




このルートはミルクロードの峠越えの道のような急坂を登ったり降ったりも無くて、緩い下り坂にかかると前方に阿蘇長陽大橋が見えてきました。この橋を渡ったら道路は再び国道57号線へと出ます。




阿蘇長陽大橋を渡る時に眺めた上流側の新阿蘇大橋の工事現場です。まだ橋脚も姿を現していませんが、柱状節理の縦縞模様の岩盤の上に橋脚が立つようですね。

  
  

阿蘇長陽大橋を渡ったら国道57号線へは出ずに、南阿蘇鉄道の立野駅方面へ左折して少し下ったところにある 『立野ダム展望所』 へ寄りました。この展望所は今年できたばかりで私たちも初めて寄るところです。




立野ダム展望所からは末広がりに組まれた鉄骨の橋脚の上に線路を渡した南阿蘇鉄道の立野橋梁が見えます。先ほど渡って来た阿蘇長陽大橋はこのすぐ上流にあります。
 

 

展望所には立野ダムの完成イメージ図もありました。まだダムの本体工事も始まっていませんが、2020年には高さ90m、幅200mの重力式コンクリートダムが橋梁のすぐ上流にできるようです。




そして展望所の中央付近には靴のマークが描かれた踏み台?と案内板の枠だけのようなものもありました。

  
 

踏み台の靴マークに自分の靴を合わせて立って川の上流側を眺めたら、ダムの完成イメージ図とそっくりの風景が枠内に入るようになっていました。




展望台の横には道があって立野橋梁まで行けるようでした。道路にはバリケードが置かれて車両は進入禁止だったので歩いて行きましたが、坂道を100mほど下って行くと踏切が見えてきました。




踏切からは立野橋梁がこんな近くに見えました。今は電車も通らず全く整備されていませんが、周辺の安全対策を講じて観光施設にしたら震災復興の一助になるのではと思いました。




そして反対側の立野駅方面を見たら線路が雑草に覆われてレールは全く見えませんでした。南阿蘇鉄道高森線は立野駅から高森駅までの18kmほどで運行をしていましたが、熊本地震で大きな被害を受けて、今では高森駅 ⇔ 中松駅の7kmを運転しているだけなんですよね。
 
 
 

立野ダム展望所を出発したらすぐ近くにある南阿蘇鉄道の立野駅へ行ってみましたが、駅前は広い空き地のようになっていて以前訪れた時と全く違う光景になっていました。
 
 
 

この画像は数年前にここを訪れた時のものですが、その当時はこんなお洒落な建物のお土産屋さんがあって、ここからは観光トロッコ列車も出ていてとっても賑わっていたんですよね。
 
 
 

今回訪れてみると駅のホーム周辺は雑草に覆われて人の気配も無くて、よく見たらニャンコが一匹いるだけでした。
 
 
 

この画像は数年前にりゅう君と立野駅を訪れた時のものです。この当時はここから普通電車や観光トロッコ列車も出ていましたが、今は観光トロッコ列車も短い距離で運行しているだけです。震災後の南阿蘇鉄道の様子は 過去の記事 をクリックして下さいね。
ここを出発したら国道57号線へは出ずに再び阿蘇長陽大橋を渡って俵山トンネルを通って義父のお墓がある宇城市を目指します。



 
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