立野ダム展望所を出発したら、一年ぶりに「阿蘇長陽大橋」を渡って高森町へと向かいます。
熊本地震以降は阿蘇盆地を抜けて熊本方面へ行くには、二重峠(ふたえのとうげ)越えのミルクロードと、この阿蘇長陽大橋ルートが主要道路でしたが、国道57号の復旧と新阿蘇大橋の完成によって、その役目を終えた阿蘇長陽大橋は、仮復旧箇所の本格的な修復を行うために10ヶ月ほど通行止めになっていましたが、今年の3月11日にようやく開通しました。
以前はひっきりなしに車が通行していた阿蘇長陽大橋ですが、今ではこの様に走る車もほとんど無くなっていました。この時は立野から高森方面へと橋を渡りましたが、橋のたもとには以前は無かった?広い駐車スペースができていたのでここに車を停めました。
駐車スペース(展望所?)から阿蘇盆地側を眺めると、すぐ目の前には新阿蘇大橋と、その向こうには熊本地震で最大規模の斜面崩落を起こした数鹿流崩(すがるくずれ)が見えました。
ここは道路の両側に広いスペースがありますが、新阿蘇大橋側には進入禁止のガードレールがあって車が入れないので、この時は反対側に車を停めたおばちゃんたちが道路を渡って車に戻っていました。広いスペースなのになぜ車両の進入が禁止なんでしょうね?
阿蘇長陽大橋を渡るとその先は、斜面に張り付くように造られた橋を通ります。この橋は「戸下大橋」といって、熊本地震の時には橋桁などが落下しましたが、崩落した阿蘇大橋の代替ルートとして仮修復を行って通行できるようにしていたので、新阿蘇大橋が開通してから本格的な修復工事に着手したんですよね。
駐車スペースからは阿蘇長陽大橋のすらりと伸びた長い橋脚も見えます。熊本地震後に初めて阿蘇長陽大橋ルートを通った時には、この細長い橋脚を見て本当にこの橋を渡っても安全なのかな?って思うほどでした。
阿蘇長陽大橋は仮復旧後も周辺では工事を行っていて、交通量も非常に多かったのでいつも素通りするだけでしたが、今回初めて橋のたもとから眺めてみると、橋の片側には歩道が設けられているのに気付きました。
さっそく歩道を歩いてみましたが、狭い歩道の途中には所々に、すれ違いのためなのか?膨らんだ広い部分があって、ここからは安心して周辺の撮影もできました。この橋は転落防止(自殺防止?)の高いフェンスが無くて、障害物無しに周辺の撮影ができますが、手摺りから身を乗り出して下を覗くこともできるので意外とスリリングで、高所恐怖症の人はまずこの歩道は歩けないでしょうね(笑)
新阿蘇大橋の橋脚の間から橋の下を流れる黒川を眺めてみると、崩落した阿蘇大橋の残骸でしょうか?たくさんの折れ曲がった鉄骨らしきものが見えました。
橋の真下を眺めると阿蘇盆地から流れてきた黒川と、阿蘇根子岳の麓から有明海へと注ぐ白川が合流する地点でした。このすぐ下流では立野ダムを建設中ですが、立野ダムは流水型ダムといわれて、堤体の下部に穴が開いた治水のみを目的としたダムなので、ダムが完成しても普段は水を貯めないので、大雨の時以外はこの辺りが水没することは無いんですよね。
歩道をさらに先へ進むと、南阿蘇鉄道の「第一白川橋梁」が間近に見えてきます。この橋も熊本地震で大きな被害を受けたので、今は南阿蘇鉄道が全線開通する来年を目指して架け替え工事中だそうです。
この画像は3年ほど前に義父のお墓参りに行く途中で、阿蘇長陽大橋を通過中に助手席から新阿蘇大橋の工事現場を撮影したものです。この時はまだ橋脚も立っていませんでしたが、今となっては懐かしい光景ですね。
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熊本地震以降は阿蘇盆地を抜けて熊本方面へ行くには、二重峠(ふたえのとうげ)越えのミルクロードと、この阿蘇長陽大橋ルートが主要道路でしたが、国道57号の復旧と新阿蘇大橋の完成によって、その役目を終えた阿蘇長陽大橋は、仮復旧箇所の本格的な修復を行うために10ヶ月ほど通行止めになっていましたが、今年の3月11日にようやく開通しました。
以前はひっきりなしに車が通行していた阿蘇長陽大橋ですが、今ではこの様に走る車もほとんど無くなっていました。この時は立野から高森方面へと橋を渡りましたが、橋のたもとには以前は無かった?広い駐車スペースができていたのでここに車を停めました。
駐車スペース(展望所?)から阿蘇盆地側を眺めると、すぐ目の前には新阿蘇大橋と、その向こうには熊本地震で最大規模の斜面崩落を起こした数鹿流崩(すがるくずれ)が見えました。
ここは道路の両側に広いスペースがありますが、新阿蘇大橋側には進入禁止のガードレールがあって車が入れないので、この時は反対側に車を停めたおばちゃんたちが道路を渡って車に戻っていました。広いスペースなのになぜ車両の進入が禁止なんでしょうね?
阿蘇長陽大橋を渡るとその先は、斜面に張り付くように造られた橋を通ります。この橋は「戸下大橋」といって、熊本地震の時には橋桁などが落下しましたが、崩落した阿蘇大橋の代替ルートとして仮修復を行って通行できるようにしていたので、新阿蘇大橋が開通してから本格的な修復工事に着手したんですよね。
駐車スペースからは阿蘇長陽大橋のすらりと伸びた長い橋脚も見えます。熊本地震後に初めて阿蘇長陽大橋ルートを通った時には、この細長い橋脚を見て本当にこの橋を渡っても安全なのかな?って思うほどでした。
阿蘇長陽大橋は仮復旧後も周辺では工事を行っていて、交通量も非常に多かったのでいつも素通りするだけでしたが、今回初めて橋のたもとから眺めてみると、橋の片側には歩道が設けられているのに気付きました。
さっそく歩道を歩いてみましたが、狭い歩道の途中には所々に、すれ違いのためなのか?膨らんだ広い部分があって、ここからは安心して周辺の撮影もできました。この橋は転落防止(自殺防止?)の高いフェンスが無くて、障害物無しに周辺の撮影ができますが、手摺りから身を乗り出して下を覗くこともできるので意外とスリリングで、高所恐怖症の人はまずこの歩道は歩けないでしょうね(笑)
新阿蘇大橋の橋脚の間から橋の下を流れる黒川を眺めてみると、崩落した阿蘇大橋の残骸でしょうか?たくさんの折れ曲がった鉄骨らしきものが見えました。
橋の真下を眺めると阿蘇盆地から流れてきた黒川と、阿蘇根子岳の麓から有明海へと注ぐ白川が合流する地点でした。このすぐ下流では立野ダムを建設中ですが、立野ダムは流水型ダムといわれて、堤体の下部に穴が開いた治水のみを目的としたダムなので、ダムが完成しても普段は水を貯めないので、大雨の時以外はこの辺りが水没することは無いんですよね。
歩道をさらに先へ進むと、南阿蘇鉄道の「第一白川橋梁」が間近に見えてきます。この橋も熊本地震で大きな被害を受けたので、今は南阿蘇鉄道が全線開通する来年を目指して架け替え工事中だそうです。
この画像は3年ほど前に義父のお墓参りに行く途中で、阿蘇長陽大橋を通過中に助手席から新阿蘇大橋の工事現場を撮影したものです。この時はまだ橋脚も立っていませんでしたが、今となっては懐かしい光景ですね。
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