三井三池炭鉱「宮原坑」を出発したら、次の目的地で世界遺産の三井三池炭鉱「万田坑」を目指しました。
万田坑へは宮原坑から南に向かって4㎞ほど走りましたが、途中までは前方に大きな観覧車が見えていたので、熊本県荒尾市にある九州最大級の遊園地「グリーンランド」の大観覧車だったんでしょね?観覧車が見えなくなってしばらくすると、世界遺産 万田坑の大きな看板が交差点に見えてきたのでここを右折しました。
この交差点を右折せずに左折するとこの様な建物があります。ここは「万田炭鉱館」といって、館内には炭鉱に関する展示物などがあって無料で見物ができますが、今回は時間の都合でここは残念ながらパスです。
交差点を右折するとすぐに、万田坑の駐車場案内が立っていて、未舗装の広い駐車場があったのでここに車を停めました。
駐車場からは万田坑の竪坑櫓も奥のほうに見えていましたが、駐車場に隣接するように「万田坑ステーション」と書かれた建物があったので、まずはここへ寄ろうとしましたが・・・
万田坑ステーションの前には顔ハメパネルがあって、下のほうには熊本県荒尾市と書かれていました。ここへ来る前に見てきた三井三池炭鉱の二つの遺構は福岡県大牟田市にありましたが、同じ三井三池炭鉱でも万田坑があるのは熊本県荒尾市なんですね。
万田坑ステーションの入口にはこの様な看板が立てられていて、ここで万田坑の入坑券を買うようでした。この日見てきた「宮浦石炭記念公園」と「宮原坑」は無料で見物ができましたが、ここだけは有料なんですね。
万田坑ステーションの館内は資料館になっていて、大きな石炭の塊や万田坑のジオラマなどもありました。ここにもボランティアの人がいて詳しい説明を無料でしてくれました。興味深かったのは、山で焚火をしていると露出していた石炭が燃えて、石炭(燃える石)発見のきっかけになったことや、この一帯の石炭層は海に向かって斜め下へと延びていて、海底の地層にはまだ膨大な埋蔵量があるが、深すぎて採算が取れないために閉山になったそうです。
ボランティアのおじさんの説明を聞き終えたら万田坑へと向かいましたが、万田坑ステーションから万田坑の竪坑までは200mほどの距離があるので、奥のほうに見えている第二竪坑櫓まで歩いて行きますが、途中にも万田坑の遺構がたくさんあります。
第二竪坑櫓の手前まで来ましたが、ここはこれまで見てきた二ヵ所の炭鉱跡のようにごく一部の施設などが残っているだけじゃなくて、炭坑の広い敷地内に施設全体が炭鉱遺構として残っているような感じでした。
ここにもボランティアの人がいて、一定時間毎に見学路を廻りながら説明をしてくれますが、かなり時間がかかりそうだったので、一人で見物しようと順路に従って歩き始めるとすぐに工事看板が見えてきて、施設の一部は残念ながら来年の3月までは見物ができないようでした。
ここにはこの様な写真パネルがあって、この時保存工事を行っていたのは第二竪坑櫓の左側にある低い建物の「倉庫及びポンプ室」と「安全燈室及び浴室」の2棟でした。
このレンガ造りの建物は上の全体写真の中ではいちばん左に写っている建物で「事務所(旧扇風機室)」と説明板に書かれていて、当初は坑内の換気を行う大型の扇風機が設置されていて、閉坑後は坑内の監視や事務所として利用されたそうです。
第二竪坑の坑口です。このトンネルの真上に第二竪坑櫓が建っています。ちなみにこの竪坑は深さが264mもあって、ケージ(ゴンドラ)に乘って1分間で地底に到着していたそうです。
順路に従って第二竪坑の坑口を過ぎると、第二竪坑櫓が最も近くで見える広場のようななところに出ます。この竪坑櫓は18.8mあるそうです。櫓の横には巻上げ機室も見えますが、ここは最後に見物します。
広場の先には2両の炭鉱電車も展示されていました。鉄道開通当時は馬車鉄道だったそうですが、その後は蒸気機関車へと変わり、さらには電気機関車へと変わっていったそうです。この電車のうちの一両は運転席に座ることもできました。
見学順路は炭鉱電車までで、電車を展示している場所からはUターンして入口へと戻り、巻上げ機室の見物をしました。
巻上げ機室の横には「山の神祭祀施設」もありました。これは愛媛県の「大山祇神(おおやまづみのかみ)」を分祀したもので、炭坑マンは入坑前に必ず山の神に向かって礼拝をしていたと説明板に書かれていました。炭鉱の坑内作業は落盤や爆発など危険で命がけの作業ですからね。
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万田坑へは宮原坑から南に向かって4㎞ほど走りましたが、途中までは前方に大きな観覧車が見えていたので、熊本県荒尾市にある九州最大級の遊園地「グリーンランド」の大観覧車だったんでしょね?観覧車が見えなくなってしばらくすると、世界遺産 万田坑の大きな看板が交差点に見えてきたのでここを右折しました。
この交差点を右折せずに左折するとこの様な建物があります。ここは「万田炭鉱館」といって、館内には炭鉱に関する展示物などがあって無料で見物ができますが、今回は時間の都合でここは残念ながらパスです。
交差点を右折するとすぐに、万田坑の駐車場案内が立っていて、未舗装の広い駐車場があったのでここに車を停めました。
駐車場からは万田坑の竪坑櫓も奥のほうに見えていましたが、駐車場に隣接するように「万田坑ステーション」と書かれた建物があったので、まずはここへ寄ろうとしましたが・・・
万田坑ステーションの前には顔ハメパネルがあって、下のほうには熊本県荒尾市と書かれていました。ここへ来る前に見てきた三井三池炭鉱の二つの遺構は福岡県大牟田市にありましたが、同じ三井三池炭鉱でも万田坑があるのは熊本県荒尾市なんですね。
万田坑ステーションの入口にはこの様な看板が立てられていて、ここで万田坑の入坑券を買うようでした。この日見てきた「宮浦石炭記念公園」と「宮原坑」は無料で見物ができましたが、ここだけは有料なんですね。
万田坑ステーションの館内は資料館になっていて、大きな石炭の塊や万田坑のジオラマなどもありました。ここにもボランティアの人がいて詳しい説明を無料でしてくれました。興味深かったのは、山で焚火をしていると露出していた石炭が燃えて、石炭(燃える石)発見のきっかけになったことや、この一帯の石炭層は海に向かって斜め下へと延びていて、海底の地層にはまだ膨大な埋蔵量があるが、深すぎて採算が取れないために閉山になったそうです。
ボランティアのおじさんの説明を聞き終えたら万田坑へと向かいましたが、万田坑ステーションから万田坑の竪坑までは200mほどの距離があるので、奥のほうに見えている第二竪坑櫓まで歩いて行きますが、途中にも万田坑の遺構がたくさんあります。
第二竪坑櫓の手前まで来ましたが、ここはこれまで見てきた二ヵ所の炭鉱跡のようにごく一部の施設などが残っているだけじゃなくて、炭坑の広い敷地内に施設全体が炭鉱遺構として残っているような感じでした。
ここにもボランティアの人がいて、一定時間毎に見学路を廻りながら説明をしてくれますが、かなり時間がかかりそうだったので、一人で見物しようと順路に従って歩き始めるとすぐに工事看板が見えてきて、施設の一部は残念ながら来年の3月までは見物ができないようでした。
ここにはこの様な写真パネルがあって、この時保存工事を行っていたのは第二竪坑櫓の左側にある低い建物の「倉庫及びポンプ室」と「安全燈室及び浴室」の2棟でした。
このレンガ造りの建物は上の全体写真の中ではいちばん左に写っている建物で「事務所(旧扇風機室)」と説明板に書かれていて、当初は坑内の換気を行う大型の扇風機が設置されていて、閉坑後は坑内の監視や事務所として利用されたそうです。
第二竪坑の坑口です。このトンネルの真上に第二竪坑櫓が建っています。ちなみにこの竪坑は深さが264mもあって、ケージ(ゴンドラ)に乘って1分間で地底に到着していたそうです。
順路に従って第二竪坑の坑口を過ぎると、第二竪坑櫓が最も近くで見える広場のようななところに出ます。この竪坑櫓は18.8mあるそうです。櫓の横には巻上げ機室も見えますが、ここは最後に見物します。
広場の先には2両の炭鉱電車も展示されていました。鉄道開通当時は馬車鉄道だったそうですが、その後は蒸気機関車へと変わり、さらには電気機関車へと変わっていったそうです。この電車のうちの一両は運転席に座ることもできました。
見学順路は炭鉱電車までで、電車を展示している場所からはUターンして入口へと戻り、巻上げ機室の見物をしました。
巻上げ機室の横には「山の神祭祀施設」もありました。これは愛媛県の「大山祇神(おおやまづみのかみ)」を分祀したもので、炭坑マンは入坑前に必ず山の神に向かって礼拝をしていたと説明板に書かれていました。炭鉱の坑内作業は落盤や爆発など危険で命がけの作業ですからね。
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