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SL湯けむり号の記事を先に載せましたが、また山口県の記事に戻ります。
火の山公園を下ったら、フグの取引で有名な南風泊(はえどまり)市場などがある彦島へと向かいます。
 

国道9号線を通り、赤間神宮の前を過ぎて彦島へ向かって走っていると、左側に唐戸市場が見えてきます。お昼時だったらここへ寄って美味しい海鮮料理を食べてもよかったんですが、まだ10時過ぎなのでここはパスです。
 
 
 

唐戸市場の国道を挟んだ反対側には亀山八幡宮がありますが、鳥居の額には野球のボールが挟まっています。このボールは昭和33年からこの状態のままになっていることから、縁起をかついで亀山八幡宮は野球の神様と呼ばれるようになったそうです。
 
 
 

国道9号線から分かれて、彦島大橋を渡ってしばらくすると、下関南風泊水産団地の看板が見えてくるので、ここを右折して海岸沿いの道路へ出ました。




海岸沿いの真っ直ぐな道を走っているとすぐに 『 彦島西山の化石層 』 の標識が見えてきます。
 
 
 

道路が橋のようになったところが 『 彦島西山の化石層 』 のあるところですが、数年前にりゅう君と訪れた時には道路から10m以上沖まで潮が引いていたのに、今回は道路の真下まで潮が満ちていました。




道路の横には海岸へ降りる階段もあるので、車を停めたらさっそく化石層の見物です。この辺りは埋め立て工事を行うまでは広範囲に亘って化石層があったそうですが、現在は化石層を壊さずに造った道路によって、ごく一部だけが保護されて見学できるようになっています。




ここには天然記念物 彦島西山の化石層と刻まれた石柱が海岸に立っていますが、この時は満潮だったので石柱の足元まで潮が満ちていました。




りゅう君とここを訪れた時はちょうど干潮だったので、石柱の沖まで潮が引いて広範囲に岩が露出していましたが、この岩の表面には無数の貝の化石が見られたんですよね。




今回は残念ながら干潮時に現れる無数の化石は見れませんでしたが、道路の下にある化石層は潮の干満に関係なく化石を見ることができます。




2500万年も前の化石層はなかなか見ることができない珍しいものですが、ここではヒゲクジラや絶滅したペンギンモドキの化石も発見されているそうなので、もっと広範囲に保存して見学できるようにして欲しかったですね。



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