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今回の目的は護衛艦の見物だけだったので、護衛艦「ひゅうが」を遠くから眺めたら、このまま帰ろうかとも思いましたが・・・


まだ運転に慣れていない車でせっかくここまでやって来たので、細島周辺の見どころを少しだけ廻ることにしました。米の山展望台を下って最初に訪れたのは、柱状岩が波の浸食によって十文字(クルス)に見えることから名付けられた「願いが叶うクルスの海」です。




ここは米の山展望台からはわずかな距離で、太平洋(日向灘)が一望できる高台にはこの様な展望台があります。




ここは駐車場から歩いてもすぐのところで、広くて足場も良い展望台ですが、何といっても目に付くのが、展望台の真ん中に設置された「願いが叶うクルスの鐘」です。この日はまだ時間が早かったので誰もいませんでしたが、以前ここを訪れ時には多くのカップルが願い事をしてこの鐘を鳴らしていました。




展望台から眺めたクルスの海です。柱状岩が波の浸食によって十文字(クルス)の様な形になっているのが分かりますが、残念なことにここから見える景色は横向きなんですよね。




これは展望台にあった「願いが叶うクルスの海」の説明板の写真ですが、展望台はこの画像では右側に位置していて、下が太平洋側なので沖から眺めると十文字や、「叶」の文字が正しい位置に見えるんですよね。




今回の記事は編集の都合で訪れた順番通りになっていませんが、次に載せるのは「黒田の家臣」と名付けられた、ちょっと変わった名前の観光名所です。




ここは海岸際に駐車場がありますが、今回訪れてみると通行禁止の表示があって車でこの先へは行けませんでした。あまりツッコミを入れたくはありませんが、この看板をよく見たら一文字抜けていますね(笑)




駐車場はすぐ近くの道路沿いにもあるので、ここに車を停めて自己責任で注意しながら100mほど歩いて波打ち際へ行きましたが、途中には幹が不思議に折れ曲がったような木が、道路に覆いかぶさるようにありましたが、倒木の危険があるようには見えませんでした。




波打ち際の駐車場まで行って眺めた「黒田の家臣」と呼ばれている「古島」です。今は干潮で陸続きになっていますが、「古島」は満潮時には海に浮かぶ小島になります。




ここには「黒田の家臣」の説明板もありますが、これによると古島には幕末の「寺田屋騒動」で捕らえられた武士の墓があると書かれていました。歴史好きの人にとっては興味深い出来事なので、関心のある人は調べてみて下さいね。




ここは太平洋戦争中にはべニア造りのモーターボートで、敵艦に体当たり攻撃をする特別攻撃艇「震洋」の出撃基地もあったところですが、今回訪れてみると説明板などは夏草に覆われてほとんど見えませんでした。戦後80年近く経って関係者もほとんど亡くなり、ここもいつしか忘れ去れてしまうんでしょうか?



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