宇佐神宮の上宮、下宮の参拝を済ませたら広い境内を散策します。
散策を始めるとすぐに、宇佐神宮の拝殿の前でお坊さんと神主さんが挨拶をしているパネルが見えてきました。宇佐市は仏の里といわれる仏教が盛んな国東半島の付け根に位置していますが、日本には仏教が入ってくる以前から朝廷や自然など八百万の神を信仰する神道があって、宇佐神宮は仏様も神様として迎え入れた神仏習合の発祥の地といわれています。
宇佐神宮の境内には弥勒寺というお寺の跡がありますが、日本で神様の一人として迎え入れられた仏様には、神社の境内に神宮寺というお寺が建てられたそうです。明治になって神仏分離政策がとられるまでは、国内では新道も仏教も同じように信仰されていたんですね。
弥勒寺跡を過ぎると、寄藻川に架かる神橋を渡って西参道駐車場へと出ますが、ここには手前の神橋と並行するように 『 呉橋 』 と呼ばれる屋根付きの曲線がきれいな橋が架かっています。
神橋を渡った川の土手から眺めた呉橋です。画像の右側が宇佐神宮の境内で、左側には西参道駐車場があります。呉橋は中国の呉の人が架けたことから呉橋と呼ばれるようになったそうです。
呉橋は入口の扉に鍵がかかっているので、歩いて渡ることはできませんが、10年に一度行われる勅使祭(天皇の使者が派遣されて行われる祭り)の時だけ扉が開かれて、勅使はこの橋を渡るそうです。この時には一般公開もされて、誰でも通行することができるそうです。
呉橋を見物したら再び境内へと戻りました。この建物は絵馬堂といって、内部の天井付近には奉納された古い絵馬が展示されていました。そしてその奥には菱形池と呼ばれる池の中の小島に建つ能楽殿が見えています。
境内には宇佐神宮を上空から撮影した写真パネルもあります。横に通っている表参道をそのまま右に進めば上宮へと続いていますが、表参道の途中からは左へ曲がる参道があって、その先の山の中腹には大きな鳥居があります。
この参道は宇佐神宮を訪れた人もあまり通りませんが、参道の先の山腹にある大尾神社には、宇佐八幡宮の主神が鎮座していた時期があって、偽の神託によって天皇の地位を狙う弓削道鏡に対して、和気清麻呂が宇佐八幡宮へ参向して、神託が虚偽であることを確認したといわれている神社です。
表参道の入口付近に展示されているこの小さな蒸気機関車は、かつてここを走っていた宇佐参宮線で活躍したドイツのクラウス社製の26号蒸気機関車です。宇佐神宮には他にも見どころがたくさんあって、ゆっくり見学すれば2~3時間では足りないほどです。
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散策を始めるとすぐに、宇佐神宮の拝殿の前でお坊さんと神主さんが挨拶をしているパネルが見えてきました。宇佐市は仏の里といわれる仏教が盛んな国東半島の付け根に位置していますが、日本には仏教が入ってくる以前から朝廷や自然など八百万の神を信仰する神道があって、宇佐神宮は仏様も神様として迎え入れた神仏習合の発祥の地といわれています。
宇佐神宮の境内には弥勒寺というお寺の跡がありますが、日本で神様の一人として迎え入れられた仏様には、神社の境内に神宮寺というお寺が建てられたそうです。明治になって神仏分離政策がとられるまでは、国内では新道も仏教も同じように信仰されていたんですね。
弥勒寺跡を過ぎると、寄藻川に架かる神橋を渡って西参道駐車場へと出ますが、ここには手前の神橋と並行するように 『 呉橋 』 と呼ばれる屋根付きの曲線がきれいな橋が架かっています。
神橋を渡った川の土手から眺めた呉橋です。画像の右側が宇佐神宮の境内で、左側には西参道駐車場があります。呉橋は中国の呉の人が架けたことから呉橋と呼ばれるようになったそうです。
呉橋は入口の扉に鍵がかかっているので、歩いて渡ることはできませんが、10年に一度行われる勅使祭(天皇の使者が派遣されて行われる祭り)の時だけ扉が開かれて、勅使はこの橋を渡るそうです。この時には一般公開もされて、誰でも通行することができるそうです。
呉橋を見物したら再び境内へと戻りました。この建物は絵馬堂といって、内部の天井付近には奉納された古い絵馬が展示されていました。そしてその奥には菱形池と呼ばれる池の中の小島に建つ能楽殿が見えています。
境内には宇佐神宮を上空から撮影した写真パネルもあります。横に通っている表参道をそのまま右に進めば上宮へと続いていますが、表参道の途中からは左へ曲がる参道があって、その先の山の中腹には大きな鳥居があります。
この参道は宇佐神宮を訪れた人もあまり通りませんが、参道の先の山腹にある大尾神社には、宇佐八幡宮の主神が鎮座していた時期があって、偽の神託によって天皇の地位を狙う弓削道鏡に対して、和気清麻呂が宇佐八幡宮へ参向して、神託が虚偽であることを確認したといわれている神社です。
表参道の入口付近に展示されているこの小さな蒸気機関車は、かつてここを走っていた宇佐参宮線で活躍したドイツのクラウス社製の26号蒸気機関車です。宇佐神宮には他にも見どころがたくさんあって、ゆっくり見学すれば2~3時間では足りないほどです。
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