今回は大分市にある肥後藩の参勤交代路の 『今市の石畳』 に出かけました。
今市の石畳は肥後熊本藩の参勤交代路として、熊本市から大分市鶴崎まで続いていた九州を横断する肥後街道にあった石畳ですが、現在ではここと阿蘇外輪山の二重の峠などにわずかに残っているだけです。二重の峠に残る石畳については 過去の記事 をクリックして下さいね。
肥後藩の参勤交代は熊本城を出発したら、全長124kmの街道を五日間かけて鶴崎宿に到着し、海路を船で大阪へ渡り、大阪からは陸路で江戸へと向かっていたそうです。ちなみに江戸時代には目的地(終点)の地名を街道の名前に付けていたので、豊後(大分)から肥後へは肥後街道、逆に肥後からは豊後へは豊後街道と呼ばれていたそうです。
駐車場に車を停めたら昔の面影が残る参勤交代路跡の石畳を歩きましたが、しばらく歩いたら石畳はなぜか途中で左へ直角に曲がっていました。
曲がり角から今歩いて来た石畳の道を振り返ってみると、入口に停めた車が全く見えないほど向こうまで石畳は長く続いていました。
そして直角に曲がった石畳の道は途中から再び直角に曲がってクランク状になっていて、どちらから来ても先が見通せない構造になっていました。この曲がりは 『信玄曲り』 といわれていますが、武田信玄が外敵を防ぐために造ったものを真似たとか、防火のために町並みが連続して続かないようにした等の諸説があり、詳細ははっきりとは分からないそうです。
今市宿場町の見取図です。全体は写っていませんが、石畳の道の両側にはたくさんの商家や代官屋敷などもあったようですね。そして信玄曲りのところは火除藪(竹林)と記されていたので、信玄曲りは火災の延焼防止対策だったのかも知れませんね?
信玄曲りを過ぎても石畳はまだ先へと続いて終わりが見えませんでした。 この石畳は総延長で660mもあるそうです。よくこれだけの長さの石畳を今まで保存できたものですね。
そして石畳の終わるところまで歩いて行ったら石段があって、その石段を上がった奥には神社がありました。ここは丸山八幡神社といいますが、ここにはとっても見事な楼門があるので次の記事で載せます。
丸山八幡神社の鳥居の前から眺めた今市の石畳です。ここは大分市側から来たら数台の車が停められる駐車場がありますが、久住町側から来ると『里の駅・ひぐらし茶屋』 があるので、たくさんの車を停められる駐車場があります。そしてこの石畳の道は車で通ることもできるんですよね。
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今市の石畳は肥後熊本藩の参勤交代路として、熊本市から大分市鶴崎まで続いていた九州を横断する肥後街道にあった石畳ですが、現在ではここと阿蘇外輪山の二重の峠などにわずかに残っているだけです。二重の峠に残る石畳については 過去の記事 をクリックして下さいね。
肥後藩の参勤交代は熊本城を出発したら、全長124kmの街道を五日間かけて鶴崎宿に到着し、海路を船で大阪へ渡り、大阪からは陸路で江戸へと向かっていたそうです。ちなみに江戸時代には目的地(終点)の地名を街道の名前に付けていたので、豊後(大分)から肥後へは肥後街道、逆に肥後からは豊後へは豊後街道と呼ばれていたそうです。
駐車場に車を停めたら昔の面影が残る参勤交代路跡の石畳を歩きましたが、しばらく歩いたら石畳はなぜか途中で左へ直角に曲がっていました。
曲がり角から今歩いて来た石畳の道を振り返ってみると、入口に停めた車が全く見えないほど向こうまで石畳は長く続いていました。
そして直角に曲がった石畳の道は途中から再び直角に曲がってクランク状になっていて、どちらから来ても先が見通せない構造になっていました。この曲がりは 『信玄曲り』 といわれていますが、武田信玄が外敵を防ぐために造ったものを真似たとか、防火のために町並みが連続して続かないようにした等の諸説があり、詳細ははっきりとは分からないそうです。
今市宿場町の見取図です。全体は写っていませんが、石畳の道の両側にはたくさんの商家や代官屋敷などもあったようですね。そして信玄曲りのところは火除藪(竹林)と記されていたので、信玄曲りは火災の延焼防止対策だったのかも知れませんね?
信玄曲りを過ぎても石畳はまだ先へと続いて終わりが見えませんでした。 この石畳は総延長で660mもあるそうです。よくこれだけの長さの石畳を今まで保存できたものですね。
そして石畳の終わるところまで歩いて行ったら石段があって、その石段を上がった奥には神社がありました。ここは丸山八幡神社といいますが、ここにはとっても見事な楼門があるので次の記事で載せます。
丸山八幡神社の鳥居の前から眺めた今市の石畳です。ここは大分市側から来たら数台の車が停められる駐車場がありますが、久住町側から来ると『里の駅・ひぐらし茶屋』 があるので、たくさんの車を停められる駐車場があります。そしてこの石畳の道は車で通ることもできるんですよね。
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